開講年度 | 2011年度 |
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開講学期 | 2011年度 秋学期 |
授業コード | 28513 |
科目 | 健康心理学 |
教員氏名 | 河野 梨香 |
授業種別 | 週間授業 |
授業概要 | 健康心理学は、従来の病気からの回復のための臨床心理学の範囲を超え、病気にならない、健康を維持し、さらに向上させるという新たな価値観に基づく心理学である。本授業では、そういった健康心理学の歴史的背景、理論的背景について概観し、健康心理学とは何かについて学ぶ。ストレスやパーソナリティといった健康心理学の基本的問題について学習を進めていく。健康行動の関連要因について検討した後、健康心理学をいかに実践していくかについても見ていくことにする。理解を深めるためにビデオや心理テストなども併用する予定である。 |
授業計画 | 1. 健康心理学とは 2. 健康心理学の基礎理論:行動理論と認知理論 3. 健康心理学の基礎理論:発達理論・精神分析理論・人間主義の心理学 4. 健康維持の生理学的メカニズム:ホメオスティシスと自律神経系 5. 健康維持の生理学的メカニズム:免疫機能 6. ストレスと健康:ストレスとは何か 7. ストレスと健康:ストレス理論 8. ストレスと健康:ストレスと疾患 9. 健康とパーソナリティ 10. タイプA、タイプC 11. 健康行動と決定要因 12. 健康行動モデル 13. 健康行動の形成 14. 健康行動と疾病予防:運動と食行動 15. 健康行動と疾病予防:喫煙・飲酒 16. 健康行動と疾病予防:安全と事故防止 17. 生活習慣病の予防:冠状動脈性心疾患と脳卒中 18. 生活習慣病の予防:糖尿病など慢性疾患 19. 生活習慣病の予防:がん、終末期医療 20. 痛みとその対処 21. 健康心理とソーシャルサポート 22. 健康心理とヘルスケアシステム 23. 健康心理アセスメントの方法 24. 健康教育の方法 25. 健康心理カウンセリングの基本:特徴と目標 26. 健康心理カウンセリングの基本:理論と方法 27. 健康心理カウンセリングの効果 28. さまざまなストレスマネジメント 29. 健康心理学の今後 30. まとめ |
テキスト | 春木豊・森和代・石川利江・鈴木平 健康の心理学——心と身体の健康のために—— サイエンス社 |
参考書 | |
評価基準 | 期末試験(70%)、授業態度等を含む平常点(30%)による総合点での評価とする。 A:特に優秀な成績 B:すぐれた成績 C:一応その科目の要求を満たす成績 D:合格と認められる最低の成績 F:不合格 注:原則として、欠席時間数が授業時間数の3分の1を超えた場合は試験を受けられません。 |
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備考 | |
最終更新日 | 2011/08/22 |