開講年度 | 2011年度 |
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開講学期 | 2011年度 秋学期 |
授業コード | 27493 |
科目 | ラテン語II |
教員氏名 | 吉田 育馬 |
授業種別 | 週間授業 |
授業概要 | この講座はローマ時代、旧ソビエトとスカンジナビアを除くヨーロッパ全土と西アジア・北アフリカで話されていた偉大な文明語でもあり、、後にヨーロッパ共通の文化・学術語にもなったラテン語を楽しく生き生きと学ぶ講座です。楽しく生き生きと学ぶために普通にやってください。 1.講義中私語はせず、板書したことは原則全てノートに書いてください。 2.お配りしたプリントはきっちりファイルしてください。 3.規則活用形と完了、完了分詞の作り方と第三曲用子音幹名詞の語幹交替は覚えてください。そのための小テストも致しますので、必ず受けてください。 4.当たり前ですが、以上を踏まえたうえで、出された宿題は必ずやってください。無理のない範囲でしか出しません。 上の4大原則を守っていれば、間違いなく上達しますし、上達すると楽しくなり、生き生きと学ぶことが出来ます。講義の方針としては次のようなやり方でやります。 1.まず、私が文法的解説を致します。ラテン語の理路整然としたシステムを伝えたいというのが最大の目標ですが、皆さんはノートをとってください。 2.次に宿題の範囲を指定致します。宿題は原則羅文和訳しかやりませんが、1単語毎の文法機能を調べてください。曲用型・音幹・性・数・格や活用型・時称・人称ですが、春学期の通りです。 3.宿題に関して次の順番で答えてください。 i.音読してください ii.1単語毎に調べた文法機能を言ってください iii.日本語としておかしくならぬ程度に出来る限り直訳してください。 尚、公平を期するために出席簿の順番にあてますので、安心してください。 以上が講義に関する心得と講義方針ですが、文法の面白さを伝えるためにラテン語のシステムをやさしく解説したプリントをお配り致します。印欧語族内部での比較対応やローマ時代の歴史地理解説も出て来たらやりますので、楽しみにしてください。 上に箇条書きした方針を守って、楽しく明るく生き生きとやっていきましょう。 |
授業計画 | 9月23日(金)教科書再開。56頁より始めます。宿題は57頁〜58頁の練習問題43と引用句14なので、必ずやって来てください。 9月27日(火)一旦48頁に戻ります。受動相のコーナーです。この日間に合うかどうかは別として、このあとは59頁からの受動相完了と完了分詞に行きます。完了分詞は第三曲用の語幹交替、完了時称の作り方とならび、ラテン語形態論の最後の難関ですので、特別にプリントを用意致します。この日から春学期の復習小テストを始めます。春学期と違い、金曜日の最後の10分だけではなく、毎回最後の10分にやりますので、ご了承ください。この日は現在時称(不定詞つき)です。 9月27日(火)〜10月25日(火)毎回復習小テストをおこないます。途中新出の完了分詞の小テストもやります。 11月4日(金)この日から出来たら文章題テストに入ります。学年末試験の予行演習だと思ってください。 9月30日(金)〜平成24年1月20日(金)以上の方針で1日1課を目処にやっていきたいと思いますが、硬直化せず、難易度に合わせ臨機応変にやっていきます。 平成24年1月17日(金)学年末試験の配分をお知らせし、傾向と対策をやります。春学期同様4文出しますが、古典から3文、教科書問題1文です。 1月24日(火)学年末試験をおこないます。教科書、プリント、辞書、小テスト何でも持ち込み可ですので、頑張ってください。文法が分かって、辞書が引けて、原形を求めることが出来て、直訳出来るかどうかというだけの試験です。 |
テキスト | 田中利光著『ラテン語初歩』改訂版 岩波書店(2002)ISBN 4-00-002419-1、水谷智洋編『羅和辞典』改訂版 研究社(2009)ISBN 978-4-7674-9025-0 |
参考書 | ジャクリーヌ・ダンジェル著 遠山一郎/高田大介訳『ラテン語の歴史』(文庫クセジュ843)白水社(2001)ISBN 4-560-05843-1、小林標著『ラテン語の世界〜ローマが残した無限の遺産〜』(中公新書1833)中央公論新社(2006)ISBN 4-12-101833 |
評価基準 | 試験が70点、平常点が30点です。授業中出鱈目な行為があれば引きますが、正当な理由で休む場合は書類さえ出していただければ、一切引きません。要するに普通に真面目にやっていれば、平常点は30点満点あると思ってください。試験は部分点も含め、非常に厳密につけますが、100点満点を70点に換算致します。試験と平常点の合計が成績になります。以下は目安です。 A 90〜100点 B 80〜89点 C 70〜79点 D 60〜69点 F 59点以下 但し、Aは受講者全体の10%、AB合わせて受講者全体の30%というのが目安ですが、学年末試験の点数を重視致します。 |
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備考 | 1外国語科目は全て抽選科目です。抽選科目はまずe-Campusで登録をおこない、当選した場合、自動的に履修登録され、削除や変更は出来ません。 2当選した場合はDrop & Add期間中に必要に応じて手続きをすること。 |
最終更新日 | 2011/08/04 |