開講年度 | 2011年度 |
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開講学期 | 2011年度 秋学期 |
授業コード | 26151 |
科目 | 地学特論Ⅱ |
教員氏名 | 間嶋 隆一 |
授業種別 | 週間授業 |
授業概要 | 私たち人類は過去の地球の生物の子孫である.また,過去の生物のたどった運命は,私たちあるいは私たちの子孫の運命でもある.この意味で,人類は過去の生物に無関心ではいられない.授業では,化石の持つ意味と研究法を理解する.履修者は以下の内容を理解するできることを目標として講義を行う. 1. 地球の歴史は生物の変遷によって区分された生命進化史である事を知る. 2. 軟体動物の自然史と進化を知る. 3. 生物の形は,様々な制約条件の上に成り立ち,種の概念は化石生物も現生生物も共通である事を知る. |
授業計画 | 地球の歴史と化石に基づく生物進化について以下の内容で概説する. 1.地球環境科学と古生物学 2.地球の年代区分(地球の年代区分は生物変遷史である) 3.自然史学について 4.生物変遷史の中の大事件(生命の誕生) 5.化石の定義と化石の保存 6.生物変遷史の中の大事件(カンブリア紀の進化の大爆発) 7.化石生物の復元方法 8.生物変遷史の中の大事件(生物の陸上への進出) 9.種の概念 10.化石から復元された生物進化の様式 11.地層などの岩石と化石を用いた古環境の復元 12.化石を使った生物進化の解明:物軟体動物を例として(1) 13.化石を使った生物進化の解明:物軟体動物を例として(2) 14.化石を使った生物進化の解明:物軟体動物を例として(3) 15.化石を使った生物進化の解明:物軟体動物を例として(4) |
テキスト | 授業中に配布する |
参考書 | 古生物学入門(間嶋隆一・池谷仙之著) 朝倉書店 |
評価基準 | 出席状況とレポートの成績で評価する.出席60%,レポート40%で成績を評価する. |
URL | http://chigaku.edhs.ynu.ac.jp/majimaken/majima.html |
備考 | |
最終更新日 | 2011/08/23 |