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2025.11.30(日)
【大会MVP・大塚 陸斗】ー 第325回日本体育大学長距離競技会ー
11月30日(日)に行われた、第325回日本体育大学長距離競技会にて、
自己ベスト更新を果たした 大塚 陸斗選手①と山路監督よりコメントをいただきましたので紹介させていただきます!!
《 更新タイム 》-5000m-
14'32"10
↓↓↓↓(約20秒更新)
14'12"58
《 大塚 陸斗 選手コメント》
応援ありがとうございました。
大会1週間前から不調に陥り、出場するかしないか悩んだ記録会でしたが、
しっかりと調整し大幅に記録を更新できたのは1つ大きな収穫でした。
しかし、他大学さんと比べればまだまだ遅く、学内にも自分より強く、速い先輩方もいます。
また、予選会に続き関東インカレの標準記録を逃した詰めの甘さもあるので、
これからも負けないように記録を出し続けられるように精進します。
これからも桜美林大学駅伝部の応援よろしくお願いします。
1年 大塚 陸斗
《 監督・山路 和紀 コメント》
大会1週間前に想定していた練習ができず、本大会を欠場することも視野に入れていました。
ただ、指導者の立場としては、「調子が下がったから、大会を欠場する」=「調子が上がらなければ試合に出ない、
結果が出せない」という“弱い選手”になってほしくない旨を本人に伝え、
大会ギリギリまで出場を視野に入れて調整を行うことを話し合って決めて取り組んでもらいました。
本人の心の中には、最初、「そんなことを言われても、調子が悪いし、無理かもしれない」というような不安、反発、諦めの感情も少なからずあったと思います。
大会3日前の最終調整練習では、調整にも関わらずペースが上がらず、諦める理由としては十分でした。
でも、最後は覚悟持って出場することを決めてくれ、最後まで諦めずに調整を行った結果が「14分32秒」の自己記録を大幅に20秒更新する「14分12秒」という大きな成果を出してくれました。
大塚選手の「最後まで諦めない覚悟」と「調整力」が合わさることで生まれた結果であり、
この経験を通して、また一段、記録としても、人としても、“強い選手”への成長を感じさせてくれました。
陸上競技の指導者として、とても嬉しい瞬間を味合わせてもらい、心から感謝しています。
どんな選手でも、長く競技を続けていたら、調子の上下はあります。
ただ、「調子が良い時しか大会に出ない、結果を出せない」という選手は、数回に一度、
記録を出して“速い選手”にはなれるかもしれません。
ですが、どんな状況・状態でも、ある一定以上の結果を出せる“強い選手”になることはできません!
私たちとしては「箱根駅伝予選会」が代表的ですが、高いレベルでは「オリンピックや世界陸上への選考会」など、自分の調子など関係なく、“決まった日”に結果を出さなければならない状況に追い込まれることが多々あります。
その時に、「調子が悪い」からすぐに諦める“弱い選手”になるのか、それとも、「調子が悪い」状況を真正面から受け止めて、じゃぁこの状況から“今の自分”をどうしていけば結果を出すことができるのか考え、最後まで諦めず努力できる“強い選手”を目指すのか。
私は、大塚選手をはじめ、桜美林大学駅伝部の選手たちには、“強い選手”を目指してほしいと強く願っています。
そして、1年生代表するエースの大塚選手には、今後、チームメンバーから信頼され頼られチームを引っ張る、より“強い選手”へ成長し、より高いステージで他校の選手と競い、より陸上競技を高い次元で楽しめる選手になってくれることを、心から期待していますし、近い未来に実現することを確信しています!
引き続き、なお一層の「大塚陸斗」選手への期待とご声援を宜しくお願い申し上げます。