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2025.11.30(日)
【大会MVP・伊藤 光輝】ー 第325回日本体育大学長距離競技会ー
11月30日(日)に行われた、第325回日本体育大学長距離競技会にて、
自己ベスト更新を果たした 伊藤 光輝 選手③と山路監督よりコメントをいただきましたので紹介させていただきます!!
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《 更新タイム 》-5000m-
14'36"40
↓↓↓ ( 約18秒更新 )
14’18”74
《 伊藤 光輝 選手コメント 》
今回の日体大記録会では、大学記録の更新と、レース展開次第では13分台を狙い挑みました。
練習の消化状況からしても、そのタイムは十分出せると手応えを感じていました。
3年ほど更新できていなかった自己ベストを塗り替えることができましたが、
最低限のタイムで終わってしまったことには悔しさが残ります。
13分台を一つの目標としているので達成できるように日々精進していきます。
今後とも桜美林大学の応援の程よろしくお願いいたします。
3年 伊藤 光輝
《 監督・山路 和紀 コメント》
伊藤光輝選手は、私がこの大学に2024年4月に監督として就任し、この1年8カ月の月日の中で、
競技者としても、1人の人間としても、「ここまでヒトは変われるのか。」と思わせてくれるほどに、
大きく成長してくれた選手です。
就任当初から、陸上選手として、持ち前の筋量とスピードで、周りの選手よりも質の高い練習をこなすことができ、
陸上選手としての身体的素質は持っている選手でした。
ですが、「人間力」の部分では、
○競技において、上を目指す成長意欲や貪欲さ
○結果を出すために地味で泥臭い細かいことをやり続けること
○結果を出すために、練習以外の日常の行動から見直していく姿勢
○他責思考ではなく自責思考で物事を捉え考えて、自身を振り返り改善を繰り返しながら努力を継続すること
などなど、
結果を出し続けるトップアスリートが備えている人間力の項目を挙げていったらキリがありませんが、
上記のような結果を出すために必要な人間力的な部分が育っておらず、言葉を包まずに言えば、
「ただ目の前のできる、やりたい練習だけをやっているわがままな選手」
そして、結果が出ないと「他責思考で周りのせいにし、弱音や周りへの不満を口にしてしまう選手」でした。
ただ、今の伊藤選手は、競技者としても、1人の人間としても、チームのお手本、代表として誇れる「キャプテン」にまで大きく成長してくれました。
○周りにも指摘するからこそ、自分自身に最も厳しくし、細かいことをやり続ける
○練習では、弱音を吐かず、常に強くなるために必要なやるべきことをこなすため、
自分はどうすれば良いかを考え行動する
○結果が出ずうまく行かないときも、他責にせず、自責で捉え、心を下げることなく、
次の結果に向けて切り替えて、またすぐに努力をし始める
○競技で結果を出すために、日常生活からできることをやろうとする姿勢
○逆算思考で先を見据え、1試合1試合を大切にする視座
今の伊藤選手は、日々、上記のすべてを自身が実践し、体現し、それだけでなく、
キャプテンとして、チームメンバーに言葉と行動を通して伝えてくれています。
だからこそ、今大会での自己記録更新については、もちろん指導者として嬉しさはありつつも、
伊藤選手の成長度合いからすれば、当然の「自己記録更新」の結果であり、正直に言えば、
今の伊藤選手ならば、もっともっと良い結果を今後も出し続けられることを、私は確信しています!
伊藤選手本人も、練習の出来具合や練習で勝っていた後輩の1年生エースである「大塚陸斗選手」に同レースで負け、
今回の結果には、“全く満足していない”という雰囲気が全身から漂っているため、
ぜひ今後の伊藤選手の大活躍を、多くの方に期待し、ご注目とご声援を頂けたら嬉しく思っています!
引き続き、何卒宜しくお願い申し上げます!