チアリーディング部 日高 瑚虹
チアで味わった感動を、今度は私が届けたい
チアリーディング部 スポット
日高 瑚虹 リベラルアーツ学群 1年
立花学園高等学校 出身

チアとの出会い、中断そして再開へ
私は2歳から体操を、小学生からダンスを習っていました。「チアリーディングをやろう」と決めたきっかけは憶えていないのですが、体操とダンス、それぞれの要素を兼ね備えたチアは、当時の私に魅力的に映っていたのだと思います。
諸事情あって、中学1年のときにチアリーディングから離れました。でも、その後でチアの演技を見る機会があり、「やっぱり私は、もう一度チアをやりたい」という気持ちが湧いてきたんです。高校進学の際は、チアリーディング部がある学校を選択。コロナ禍の影響で練習に制限がかかった時期もありましたが、限られた状況でも工夫を凝らし、高校生活を通じて思い切りチアに打ち込むことができました。
スポットは安心感を与える役割
桜美林大学に進学したのは、チアを通じて私自身が成長できると考えたからです。体験会に参加し、高校とは比較にならないほど高いレベルに驚きました。強豪校出身の部員も多く、みんなで技術を高め合える環境だと感じました。また、高校で同じチアリーディング部に所属していた有本優花さんの存在も大きかったですね。学生主体で練習に取り組むポジティブな雰囲気にも惹かれ、いつしか「私もここで演じてみたい」と強く思うようになりました。
入部当初は練習についていくことに必死でしたが、6月に開催された関東選手権大会でAチームのメンバーに選んでもらいました。大会の緊張感も大きかったのですが、私が印象に残ったのは、大会に向けて練習に取り組む部員たちの姿です。雰囲気づくりや練習の進め方など、「強いチームはこんなふうに練習に臨んでいるんだ」という発見がありました。
私が担う「スポット」というポジションは、スタンツ中にトップやベースをサポートします。落下時には、ベースと一緒にトップを安全に受け止める役割があります。演技の成功と安全確保に不可欠なポジションです。スポットは「スタンツの司令塔」ともいわれ、スタンツの状況を常に把握し、適切なタイミングでトップやベースに指示を出します。スポットが安心感を与えられれば、みんなが演技に集中できる。非常に重要なポジションだと思います。
チアリーディングで感動を届けたい
私はチアリーディングを通じて、お客さんに感動を届けたいと考えています。チアから離れていたとき、そして大学でチアを続けようか悩んでいたとき、そのたびに私は素晴らしい演技に出会ってきました。そこで味わった感動こそが、チアを続ける原動力になっています。
8月に開催されるJAPAN CUPで、引き続きAチームのメンバーに選ばれるよう練習を続けています。技術の精度はもちろん、スタンツ以外の平場演技(ジャンプやダンス、タンブリングなど)のレベルアップにも力を入れています。
将来的には、タンブリングで「ひねり」を入れられるようになりたいです。この技術を習得できれば、演技序盤のアクロバットの部分でインパクトを与え、ポイントの加点につなげられます。大学4年間を通じて、必ず成し遂げたいですね。
まだ大学生活は始まったばかり。語学習得に関心があるので、英語や中国語を学びたいと考えています。学業との両立は大変ですが、向上心と感謝の気持ちを忘れずに、チアリーディングに打ち込んでいきます。応援のほど、よろしくお願いいたします。