野球部 主将 森田 拓斗
全国で勝つ。「もっとやれた」後悔を最高の形で晴らしたい
野球部 主将 内野手
森田 拓斗 リベラルアーツ学群 4年
福岡県 真颯館高等学校 出身
気後れすることなく、練習を重ねた日々
父の影響で、小学校1年生のときに野球を始めました。物心ついた頃からボール遊びが好きだったので、野球はいつも身近な存在でした。桜美林大学に進学したのは、留学制度が魅力的だったからです。中学生のときにワールド・ベースボール・クラシックに魅了され、いずれ海外で野球をやってみたいという思いが強くなりました。残念ながらコロナウィルスの影響もあり海外には行けていませんが、機会があれば、留学にも挑戦してみたいですね。
今でこそ主将を任されていますが、入学当初は周囲のレベルの高さに驚きました。甲子園に出場経験があるような強豪校出身のチームメイトも多く、自分の野球が通用するのか分からなかったんです。だけど決して気後れはせず、むしろ「全部が負けているわけではない」と切り替え、練習を重ねました。1軍でプレーすることができているのは、野球に取り組む姿勢が評価されたからだと思っています。
凡事徹底というスローガンに込めた意味
桜美林大学の野球部の良いところは、チーム全体の雰囲気が明るいことです。毎年、上級生が話しやすい雰囲気を作り、学年の垣根を越えてコミュニケーションをとれるようにしています。もちろんそれは、一人ひとりが野球に主体的に取り組んでほしいから。ミーティングやプレー中は、学年を問わず意見を述べてもらい、自ら考えて野球することを意識してもらっています。試合中には、答えの出ない難しい状況が何度も訪れるものですから。
2023年の野球部のスローガンは「凡事徹底」です。当たり前のことを、人が真似できないほど徹底的にやることで、チーム全体でレベルアップしたいと考えました。スローガンは1年間の活動の軸になります。全員が同じ意識を持てるよう、学年ごとに意見を集約し、全員の意見が反映されるように努めました。まだまだ課題も多いですが、一つひとつの練習を疎かにせず、「全国で勝つ」という目標に向けて活動を続けていきたいですね。
目指すは優勝、そして来年にもつながる野球を
優勝を狙っていた春季リーグは、4位という不甲斐ない結果に終わりました。部員もスタッフも、誰ひとり納得していません。もっとやれることがあったんじゃないかと、リーグ戦が終わった後、4年生を中心に話し合いました。現在は秋季リーグに向けて、練習を重ねています。私は2軍を含めた全員のレベルアップが必要だと考えているので、なるべく2軍の練習にも参加し、みんなとコミュニケーションをとるように心掛けています。秋はスタンドを含め、これまで以上に一体感を味わえるような雰囲気を作ります。プレーしている部員だけでなく、みんなで桜美林大学の野球を盛り上げていきたいですね。
秋季リーグは、とにかくリーグ優勝をしなければなりません。お客さんには、楽しく元気な、桜美林大学らしい野球を見てほしいですね。来年以降にもつながるよう、選手一人ひとりの自覚を促し、技術やメンタル面の成長を目指していきたいと思います。