何が変わる?
新しいリベラルアーツ学群を
理解するための3つのポイント
入学時に3つの領域からひとつを選択:
基礎力の強化
2021年から、受験生は出願時に「人文」「社会」「自然」の3つの領域の中から希望の領域をひとつ選択します。この狙いは、好きな領域・得意な領域で学問の基礎的な方法論を身につけ、大学での学びの足場をつくることにあります。また、同時に他の領域も学んで学際的思考を身につけることもめざします。リベラルアーツでの学びを学生の好きな領域・得意な領域から開始し、専門性を育んでいくことを目標にしています。


自分だけの学びをデザインする:
30の専攻が交わる学際的カリキュラム
学生はメジャー(主専攻)、それとは別領域に属するマイナー(副専攻)を必ず選択します。メジャーとマイナーが必修となることで、ひとつの学問分野の知見では解決できないような課題に対し、学際的な思考で取り組むことができます。メジャー、マイナーはひとつずつだけでなく、さらに追加していくことも可能です。こうした学問の掛け合わせによって、誰にも真似できないあなただけの学びをデザインできます。
現代社会の課題を解決する:
多彩な「統合型プログラム」が誕生
現代社会においては複雑な課題が次々と生まれています。国連では持続可能な開発目標(SDGs)として、17の目標と169のターゲットを掲げています。SDGsに見られるような課題の解決には、複数の学問領域の知識が必要となります。リベラルアーツ学群では、新たに「統合型」というプログラム群を設け、現実的な問題の解決に取り組める、新しいプログラムを開設しました。また、既存のプログラムの内容を刷新しました。
新設される統合型プログラム
-
- 多文化共生
- 自分と文化や価値観が異なる人々の現状を理解し、平和な関係を築くことをめざす。
-
- 地域デザイン
- 地域やまちづくりに関わる幅広い知識と専門的な技能を身につける。
-
- データサイエンス
- データを数学、統計学的に扱い、さまざまな視点から議論できることをめざす。
-
- 科学コミュニケーション
- 市民が科学を理解するためのパブリック・コミュニケーションの方法を学ぶ。
-
- ビッグヒストリー
- 宇宙・生命・人間の本質や存在の意味を、138億年の地球宇宙史から考察する。

リベラルアーツの学びは
社会課題の解決をめざす
〜仲間とともに「探究の旅」に出発しよう〜

貧困、格差、環境といった複雑な社会課題は
「多分野にまたがる知」を駆使する
リベラルアーツの力がなければ解決できません。
※外部サイト
リベラルアーツ学群に
おける学びの3ステップ

学び方を学ぶ
まず、基礎教育科目を通して、大学での「学び方」を学びます。同時に、入学時に選択した人文・社会・自然の領域で学問をパッケージで学んで、大学での学びの足場を築きます。また、留学を通して人と向き合い、社会経験を積むこともできます。資格取得をめざして、体系的なプログラムも同時に学ぶことができます。「探究の旅」の準備をする段階といえるでしょう。

学際的に学ぶ
学生は、人文、社会、自然および統合の4領域のプログラムから、メジャー(主専攻)と、それとは別領域に属するマイナー(副専攻)を必ず選択します。これらは、入学時に選んだ領域以外からも選ぶことができます。自分の専門を深めてレベルアップを図ると同時に、異なる領域を組み合わせて学び、学際的な思考を身につけることをめざします。異なる国(専門)を旅しながら、ぜひあなただけの学び、あなただけの経験を積み重ねてください。

社会課題の解決に取り組む
現代の社会課題の解決に活かすために、各分野の課題を深く掘り下げる専攻演習科目や実践的な活動を行う探究サービスラーニング科目を通して、課題解決力や実践力のさらなる向上をめざします。これらの学びは異なる領域で学んできた学生同士で行われることもあります。
リベラルアーツ学群の
カリキュラムの概要

3層のカリキュラム
基盤を築き、応用に取り組む。
それは「学而事人」の精神そのもの
リベラルアーツ学群は「学而事人」という建学の精神のもと、学問を通じて社会に貢献し、広く活躍できる学生を育てることをめざしてきました。人文科学、社会科学、自然科学を問わずさまざまな学問を学び、3・4年次には「専攻演習(ゼミ)」に参加し、「卒業論文・卒業研究」や「サービスラーニング」に取り組みます。
基礎教育科目
外国語の学習や、論理的思考力、書く力、表現する力を養う科目、アドバイザー教員と議論しながら、4年間の研究や学び方を修得する科目などがあります。
専門基礎科目
人文領域、社会領域、自然領域の3領域の科目群から構成されます。早期から自領域を中心に専門分野を学び、基礎力を育成、すなわち、足場を固めます。
専門科目
専攻科目と課題探究・実践科目に分かれます。専攻科目は、4領域30のプログラムで構成されます。この中から異なる領域に属する2つのプログラムを選び、メジャーとマイナーを履修します。ダブルメジャーの組み合わせも可能です。課題探究・実践科目では、各分野の課題を深く掘り下げるために、専攻演習や卒業論文・卒業研究があります。課題解決力や実践力を向上させるために、「探究サービスラーニング」や「卒業サービスラーニングプロジェクト」があります。
取得できる免許・資格
将来の進路
リベラルアーツの学びは社会で生きる力に直結するもの。社会と密接に関わる学びができます。学生自身の考えで意識的にプログラムや科目を選び取ることが、将来の一歩につながるのです。




新生リベラルアーツ学群がめざすもの:社会課題解決力の育成
現代社会においては、従来は想像できなかったような新しい問題や、これまでの常識では解決できない複雑な課題が次々と生まれています。なぜなら、科学技術が急速に発展し、グローバル化が進む状況で、人々の日々の生活や労働、コミュニケーションの在り方が常に変化し続けているからです。そこで、これからの大学生は単に既存の知識や技術を修得するだけでなく、課題を自ら発見していく力や、学んだことを未知の問題に活用していく力、文化・人種・国籍・世代の異なる人々と協働する力を身につけていく必要があります。
リベラルアーツ学群は、「学而事人(学びて人に事える)」という建学の理念のもと、学問を通じて社会に貢献し、広く活躍できる学生を育てることをめざしてきました。また、リベラルアーツ教育の実践として、文理を問わずさまざまな学問を学ぶ機会を設けることで、常識や先入観に捉われない自由な学びを創り出してきました。こうした理念に基づく教育は、急速に変化する現代社会だからこそ、これまで以上に重要な意味を持つと考えます。そこでリベラルアーツ学群は、これまでの教育をさらに発展させ深化させるために、大幅にカリキュラムを改訂しました。