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キャンパスの入構と秋学期の準備について

はじめに

学生の皆さん、教職員の皆さん、7月も中旬に入り春学期を総括する時期になりました。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、かなり急で大きな変更を余儀なくされた学期でしたが、学生の皆さんの理解と努力、また、教職員の皆さんのご協力とご尽力により、質と量を維持したオンライン授業を展開することができました。共に感謝したいと思います。

現在、夏季や秋学期に関する諸事項の検討と準備を行っています。首都圏における新型コロナウイルスの感染が増減を繰り返し、残念ながら収束している状態とは言えず、秋季や冬季にも再度拡大する恐れもあることが指摘されています。一方で、感染防止に努めつつも、通常の生活に戻していく努力も各方面で進められています。「新しい生活様式」や「ニューノーマル」という指針に沿って様々な工夫が施されています。

学生や教職員から様々な声が届きます。キャンパス内で友人と一緒に活動したり授業を受けたりしたいという声もあれば、感染が収束していない状況なので、通学には躊躇するという声もありますし、また、オンライン授業についても高く評価する声もあれば、対面授業でなければ効果の出ないものもあるという意見等様々です。新型コロナウイルスの影響によって、思い描いていたキャンパスライフと異なる状況に落胆する学生の声も聞きます。

本学としても、これらの状況をふまえ、様々な声に耳を傾けながら、学生や教職員の皆さんの安心安全と心身の健康維持、学修機会の保証、及び、キャンパスライフの充実に向けて、引き続き、対策を更新しながら準備を進めてまいります。

キャンパスの入構再開に向けた準備について

本学はこれまで、政府や東京都から通達された緊急事態宣言や自粛要請に対応する形でキャンパスの入構を制限して参りました。現在はこのような通知は解除され、また、スポーツや文化活動等の社会的なイベントも徐々に再開されるようになっています。この動きに合わせて、大学も感染防止の対策を強化しつつ、入構の再開やキャンパスの部分的な開放に向けた準備を進めています。春学期の授業終了後、現在適用されている入構制限を徐々に緩和していく予定です。

これに関し、本学には1万人弱の在籍学生と1千人の教職員がいますが、キャンパスが、四ツ谷(千駄ヶ谷)、新宿、多摩、淵野辺、町田、本町田(ひなたやま)に分かれており、学生や教職員も分散しています。また、それぞれの敷地面積や建物の容積(床面積)と、対象となる学生や教職員数を基本とすると、キャンパスごとに十分な対策を講じることで、3密を避け、ソーシャルディスタンスを保てる生活空間を実現することが可能であると考えています。また、都心のキャンパスと、郊外でのキャンパスでは、管理体制が異なりますが、これについても十分な検証を行っていますので、秋学期からは、綿密なガイドラインや施策を再構築した上で、学生の皆さんや教職員の皆さんがキャンパス内で充実した諸活動を行えるように準備を整えてまいります。

ただし、首都圏における感染はまだ続いているので、今後もその時々の実際の感染状況を客観的に把握しながらの判断となります。現時点(7月中旬)では、東京都における感染者数が再度、増えてきています。緊急事態宣言のような強い自粛要請が政府や都県から再度発令されるような場合には、キャンパスの入構を再度、制限することになります。

授業に向けた準備について

秋学期の授業については、9月の中旬から下旬における具体的な感染状況を予測できないことから、現段階で全面的に対面形式に戻すという判断は合理的ではありません。したがいまして、秋学期についてはオンラインによる授業形式を準備、確立しつつ、感染防止の条件を満たせる場合には、各授業単位で対面授業も可能にするという方針といたします。

上述したように、春学期との違いは、キャンパスへの入構が可能になるので、授業がオンラインになっても、指定されている教室やキャンパス内の許可された場所で受講することができるようになります。また、実習や実験、ゼミ等、対面による教育効果が大きいとされている授業については、少人数の履修者、あるいは履修者数に対して余裕のある教室等、3密を避けられ、感染防止が十分可能な環境であれば、対面で実施できるようになります。

一日の中でオンラインによる授業と対面による授業が混在しても、自宅とキャンパス内の学修環境を活用して問題なく履修できます。また、感染リスクをできるだけ回避するために、オンラインの授業を中心に履修の計画をたてることもできるでしょう。一方、3密を回避しながら十分な感染防止対策を遵守する中で、友人や担当教員と同じ空間の中で、学修を進める時間も出てきます。中学校や高校のように、クラスがあり、同じ授業を受けているわけではないので、一定の自由を与えられつつ、秋学期の授業計画をたてられます。

ただし、キャンパスの立地や施設・設備の状況によっても学修環境や条件が異なりますので、具体的な授業実施に関する方針や対策については、今後出される大学からの案内のみならず、各キャンパス、各学群の情報も必ず確認してください。また、上述した秋学期の授業形式の計画についても、今後の首都圏における感染状況や、国や自治体からの緊急事態宣言、自粛要請等により、大きな影響を受けることも予想されます。結果的に、学生や教職員の安心安全を最優先し、春学期と同様、全面的にオンライン授業で実施する場合もありますのでご了承ください。

学生や教職員の諸活動について

キャンパスにおける学生の部活動やサークル、各種活動、及び、教職員の諸活動についても、3密を避けて、感染防止を十分に行いながら進めることになります。特に、比較的規模を伴うイベントや、室内の活動については、厳密なガイドラインや基準等を遵守した活動が必須です。体温の確認、ソーシャルディスタンスの確保、マスクの着用や手洗い等を徹底して、細かいところまで工夫を施しながら実施していかなければなりません。秋学期は学生も教職員も行事が多いので、しっかりとした準備や体制を確保して進めてほしいと思います。学務部から出される指針を確認してください。

終わりに

新型コロナウイルスの感染防止を徹底しながら、生活様式を確立していく際に、大学のキャンパスの中だけでは不十分で、通勤・通学、自宅での生活、外出時の行動まで、自分でしっかりと管理していかなければなりません。新型コロナウイルスによって活動が制限される中で、キャンパスライフを充実させていくにあたり、私たち一人ひとりが行動基準を守って生活していくことが大事です。自分の感染を防ぐばかりではなく、他者への感染を防止することも十分考慮した言動が必要です。毎朝の検温を各自で行い、熱がある場合は登校しないとか、人と接するときはマスクを着用し大声を出さない、むやみに接触しない、機器を使用したら除菌する等、一人ひとりの細かい行為が要求されます。

また、その中で、様々な新しいアイデアや工夫が生まれ、新型コロナウイルスに起因する困難な状況にあっても、気づきとともに創造的に学修環境を整えていくことも期待できます。教職員と学生諸君がお互いに注意し、協力して、新しい学びの環境を創っていきましょう。この全体的な方針に沿って、これから学生向け、教職員向けの各種案内が各関係部門から出されます。継続的に確認してください。


2020年7月15日
学長 畑山 浩昭

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