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論文集『Japan after 3/11: Global Perspectives on the Earthquake, Tsunami, and Fukushima Meltdown』を出版

2016/09/29(木)

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2011年3月11日の東日本大震災は、今なお大きな課題を私たちに突きつけています。本学においても、この震災により学生・佐藤安里奈さん(岩手県陸前高田市)の尊い命を失いました。また、被災地では今なお復興に向けて一日一日を懸命に生きている方々がいます。

「東日本大震災については原子力の問題に始まり、被災地の復興、記憶としての震災、人間の安全保障など様々な視点から議論がなされているが、国際社会への発信という意味では十分なされていないのではないか」このような問題意識から、2012年10月18日、19日の2日間にわたり、国際学研究所は国際シンポジウム—The 2011 Japanese Tsunami: Disaster, Response, and Recovery(後援:社団法人日本地理学会・琉球古武術保存振興会)を町田キャンパスの荊冠堂チャペルにて開催しました。本シンポジウムは、日本国内にとどまらず、世界各国の人々に向けて発信し、研究者を含め、世界中の多くの人々が今回の大震災についての理解を深め、地震や津波などの自然災害について考え、知識を深める機会を提供することを目的とし、現在でもインターネットのiTunes Uで見ることができます。

そしてこの内容は、『Japan after 3/11: Global Perspectives on the Earthquake, Tsunami, and Fukushima Meltdown』として、University Press of Kentuckyから出版されることになりました。アメリカの大学出版というのは審査が厳しく、約1%の学者しか出版されないといわれていますが、このシンポジウムはいわゆる「1%クラブ」に入ることになりました。23章構成・500ページ以上の学術著書となっており、本学の教員(及川淳子、菅沼雲龍、出島由紀子、Lisa Yinghong Li、Christine Mary Wilby)は8章の担当となっています。また、表紙の文字は本学佐藤理事長の直筆によるものです。この学術書は今後長くにわたり多くの授業で教材として使用される価値があるものです。

Japan after 3/11: Global Perspectives on the Earthquake, Tsunami, and Fukushima Meltdown

I. Earthquake and Tsunami Damage
II. Nuclear Radiation Crisis
III. Impact of the Earthquake and Tsunami on Business and Industry
IV. Socioeconomic Dimensions of Response, Recovery and Reconstruction,
V. Comparative Responses to the Disaster

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