VIBEプログラム帰国報告会実施

2016/03/16(水)

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3月11日、本学にてVIBEプログラム一期生の帰国報告会を行いました。
VIBEプログラムは、EUと日本の2国・地域間協力により、両政府の支援を受けて日欧の4大学が共同で実施するもので、日本からは本学と明治大学、欧州からはロッテルダム大学(オランダ)、東フィンランド大学(フィンランド)が参加しています。

トータル約2年のプログラムは、ビジネスを中心にカリキュラムが構成され、日本での事前学習期間(Term1~2)、地元企業と共同でビジネスプロジェクトを行う留学期間(Term3)、帰国後に振り返りを行う事後学習期間(Term4)に分かれ、語学力はもちろん、社会人基礎力を身につけることや協力企業、団体に貢献することが目的です。
一期生6人は、事前学習期間に、墨田区で80年続く日本最古のTシャツメーカー・久米繊維工業株式会社、墨田区観光協会の協力を得て、「日本の中小企業の素晴らしさをどう伝えるか」や「どうしたら外国人観光客を日本に誘致できるか」といった点について、欧州からの交換留学生とともにその方策を考え、2015年秋から渡欧しました。

(後列左から)今田さん、中尾さん、長山さん
(前列左から)鈴木さん、齋藤さん、小濱さん

報告会では、まず、オランダ留学を終えた中尾鮎美さん(リベラルアーツ学群4年)、今田舞香さん、長山侑磨さん(同2年)が登場し、『日欧比較—ビジネスプロジェクトの視点から』をテーマに発表。「オランダの大学では、学生が直接企業に企画提案やディスカッションするチャンスがある。プロジェクトの企画やロールプレーイングを中心とした授業で、多国籍なクラスの中で学べたことは、今後大学へ貢献できる貴重な経験だった」と話しました。

次にフィンランド留学を終えた齋藤希和子さん(ビジネスマネジメント学群4年)、小濱恵美さん、鈴木まいさん(ともにリベラルアーツ学群2年)が、『なぜフィンランドの学生は優秀なのか』を外的要因と実践教育に要点を置き発表。「フィンランドではスキルや経験によって仕事を得られるので、実践的な内容を授業に取り入れている。グローバル社会で生き残るために、日本もこうした教育システムを模範とするべきだ」とまとめました。

二組とも現地で英語の講義を受けていた成果として、流ちょうな英語を披露。参加者の齋藤さんは、「フィンランドの学生と日本人学生の勉強に対する意識の差や、日本人の発信能力の低さに気づいた。このプログラムを通してインプットだけでなく、アウトプットする能力がついた」と感想を話しました。

また、二期生として今秋渡欧する学生6人がフィンランド、オランダそれぞれの地理や教育、社会制度などについて事前学習の成果を発表し、フィンランド留学をする海野将志さん(リベラルアーツ学群2年)は、「1年後の自分が今の自分を振り返ったとき、苦笑いしてしまうくらい成長したい!」と意気込みを語りました。

(後列左から)
池田ゆかりさん(ビジネスマネジメント学群1年)
大場謙也さん(ビジネスマネジメント学群2年)
田熊弘樹さん(リベラルアーツ学群2年)
(前列左から)
坂本真子さん(リベラルアーツ学群2年)
後藤祐理子さん(リベラルアーツ学群2年)
海野将志さん(リベラルアーツ学群2年)

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