スタンフォード大学・桜美林大学協定記念レクチャーシリーズ 第5回 1/10(金)

2013/12/24

第5回講演会「Literary Translation: Challenges, Pains, and Pleasures」

2009年に結ばれた桜美林大学とスタンフォード大学との協定に基づく学術交流の一環として、レクチャーシリーズを2011年度より開催しています。

この度、第5回講演会「Literary Translation: Challenges, Pains, and Pleasures」を下記の要領で実施いたします。教職員・学生に加え、一般の方も歓迎いたしますので、奮ってご参加ください。

このシリーズの講演者は、スタンフォード大学や、スタンフォードが横浜のみなとみらいで運営する米加大学連盟日本研究センター(Inter-University Center for Japanese Language Studies)出身の著名外国人日本研究者です。

日時2014年1月10日(金)16:10-17:40
会場町田キャンパス 明々館A204
講師Paul McCarthy(駿河台大学比較文化名誉教授)
言語英語(質疑応答は日本語可)

【要旨】
「文学作品の翻訳における苦しみと楽しみ,得るものと失うもの」
 私は、過去20年にわたっていろいろな種類の日本文学作品を自分の母国語である英語に翻訳する仕事に携わってきました。サイデンスティッカー教授が随筆集『日本語と私』の中で指摘されたように、驚くべき多くの人が、翻訳は「母国語へとするのですか、それとも母国語からするのですか」と尋ねます。しかし外国語を書くことのほうが、ただ読むだけよりはるかに難しいということを考慮するならば、答えは自明となるでしょう。しかし、こうした質問はすべての翻訳家が頻繁に受けるようであります。
 私が最初に取り組んだ作家は、谷崎潤一郎でした。というのは、谷崎は私の博士論文のテーマでしたので、それは自然な選択でした。(ある意味で、私は彼の文学を理論化するというよりも翻訳することを決意したのです。)その後、私は文化庁関係の団体から中島敦の古代中国の物語を翻訳するよう依頼を受けました。そして、その後にも、同じ団体より金井美恵子(私にとっては稀なことですが、生存中の女流作家)のほぼ関連性のある小説集を翻訳するよう依頼を受けました。そして、最後には最近完成したばかりのプロジェクト、斉藤純生氏の日本文献出版のために司馬遼太郎の長編歴史小説『坂の上の雲』の約四分一を翻訳しました。この四つのプロジェクトは私にとって相異なる問題を提起し、さまざまな不満や満足感を引き出すことになりました。私は、以上4人の作家にまつわるこうしたことの具体例を示しながら、原文からどのように、ある時は良く、ある時は悪い翻訳をしたかを例示しながらお話したいと思います。そうすることにより、二つの言語の特性や、二言語間の翻訳をするにあたって何に留意をしなければならないかを学べるのではないかと思います。

【講師略歴】 Paul McCarthy (Ph.D., Harvard University) is translator of Tanizaki Jun’ichirō’s A Cat, a Man, and Two Women (original: Neko to Shōzō to futari no onna) and many other works, and most recently, co-translator of Shiba Ryōtarō’s Clouds above the Hill (4 volumes, 2013; original: Saka no ue no kumo).

お問い合わせ

桜美林大学大学院
TEL : 042-797-0438
Email : g-school@obirin.ac.jp

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