シラバス詳細情報

開講年度 2016年度
開講学期 2016年度 春学期
授業コード 22125
科目 力学I
教員氏名 森 厚
授業種別 週間授業
授業方法 講義
授業概要 力学(ニュートン力学)は物理学の根幹となる学問分野です。力学Iでは、質点の力学のうち、1次元の運動、2次元の運動、運動の法則と、それに基づく保存量についての理解を深めます。
物理学において、対話は理解を深めるためには本質的に重要です。そこで、本講義では、問題を議論しながら考えることもします。
講義のページで過去の講義の資料を掲載しています。詳細はそちらも参照してください。
到達目標 授業を受講しているだけで身につけられることは一切ありません。以下の項目は学生の皆さんの努力があって達成しうる目標です。

1) 物理量に関わる単位やベクトルについて自由に使いこなせる
2) 運動の法則を説明できる
3) 運動方程式と微分法・積分法との関連について説明できる
4) 運動の法則を1次元の運動に適用できる
5) 運動の法則を2次元の運動に適用できる
6) 保存量について、運動方程式との関連を説明できる
7) 運動の法則や保存量を用いて問題を解くことができる
授業計画 次のようなスケジュールで講義を進めます。ただし、この講義は知識・能力の積み上げが中心になりますので、学生諸君の理解度によりスケジュールと内容を適宜変更します。

01回 (4月 14日)物理量、単位、ベクトル
02回 (4月 21日)1次元の運動(等加速度運動)
03回 (4月 28日)2次元の運動(発射体の運動)
04回 (5月 12日)2次元の運動(円運動)
05回 (5月 19日)運動方程式と微分積分学
06回 (5月 26日)運動方程式に基づく斜面・滑車・摩擦の問題の考え方
07回 (6月 02日)不等速円運動
08回 (6月 09日)摩擦・抵抗がある時の運動
09回 (6月 16日)仕事とエネルギー
10回 (6月 23日)エネルギーを考えるための微分積分学
11回 (6月 30日)保存力とポテンシャルエネルギー
12回 (7月 07日)ポテンシャルエネルギーとエネルギー保存則
13回 (7月 14日)運動量と衝突(運動量と質量中心)
14回 (7月 21日)運動量と衝突(衝突問題)
15回 (7月 28日)まとめ
授業時間外学習 【事前の学習】
・本学には物理学に関するリメディアル教材がありますので参照してもいいでしょう。

大学生には、自ら勉強する方法を確立しておくとが求められます。そこで、この講義も、自らの責任で、各自の方法で勉強してよいですし、そうすべきです。例えば、典型的には次のような学習方法が推奨されます。

【予習】
・テキストの熟読
・テキストの練習問題を解くこと

【復習】
・テキストの再読
・テキストの練習問題を解きなおすこと
・講義で示された内容を自分で示してみること
テキスト 1. 「最短力学
2. Raymond A. Serway著、松村 博之訳、科学者と技術者のための物理学 Ia, 学術図書出版
参考書 授業中に随時紹介します。
評価基準 講義中に学生の皆さんに質問を投げかけたり、課題を課したりします。そして、理解度を測ります(50%)。その他、試験(50%)で評価します。

A: 特筆すべき水準で到達目標を達成できた
B: 優れた水準で到達目標を達成できた
C: 一応の水準で到達目標を達成できた
D: 最低限の水準で到達目標を達成できた
F: 到達目標を達成できなかった

※ 出席確認のために学生証を持参することとします。
※ 30分以上の遅刻は基本的に出席として認めません。
※ 30分以内の遅刻3回は欠席1回と換算して計算します。
※ 1/3 以上の欠席は自動的に不可となります。基本的に欠席理由は関係ありません。
※ 出席やテストなどについての不正行為を行った者(関与した者)はFとします。また、別途本学の規定に基づく処罰があります。 
URL http://robo.mydns.jp/Lecture
最終更新日 2016/03/17