MUSIC 音楽専修

音楽専修

声楽・ピアノ・管弦打楽器・パイプオルガンなどの実技と、音楽史など音楽学分野の講義科目、さらにグローバルな視点をそなえたものとして、民族音楽や邦楽、キリスト教音楽の各分野を学ぶことができます。またミュージカルやオペラの授業では、歌・ダンス・演技の学びを通し音楽劇の理解と実践に取り組み、マルチメディア作品制作の授業では、コンピュータを使った最先端の作曲技法を身につけ、
あらたな時代を見据えたクリエイティブな活動に挑戦するなど、卒業後のキャリア構築にもつながる幅広い音楽表現を経験できるのが魅力です。

学びの特色

1「音楽を極めたい人」から「音楽が好きな人」まで、それぞれの目標に合ったプログラムが自由に選べる。

2自分の得意な音楽分野を専門的に学びながら、他分野の技術・知識も実践的に幅広く身につけられる。

3第一線で活躍する教員たちの少人数制による丁寧な指導で密度の高いレッスンが受けられる。

専修の魅力

コンピュータで作曲を学ぶLogic Pro などのDAWソフトウェアとともに、最先端のコンピュータ音楽言語 RTcmix、マルチメディア作品制作のためのプログラミング言語 PD (Pure Data)、汎用プログラミング言語 Java、を使って、音楽作品や音楽と映像を統合した高度なオーディオ・ビジュアル作品(ビジュアル・ミュージック)や自動作曲プログラムを作成します。

1、2年次はさまざまな実技や講義科目、音感と身体表現を連携させた音楽専修独自の身体トレーニングや、和声学、キーボードハーモニーなどの基礎科目を学びます。その後は、アンサンブルにも力を入れた演奏分野、オペラやミュージカル、音楽学、コンピュータ・プログラミング、ビジュアル・ミュージック制作など幅広い選択肢から興味のある分野を深く掘り下げ、社会における音楽の役割を考えていくことができます。

「アート」 × 「テクノロジー」を学ぶ

和声学やオーケストレーションなど伝統的な作曲技法を学ぶと同時に、作曲には必要不可欠な道具となったコンピュータのさまざまな使用法を学びます。コンピュータのプログラミング言語や音響合成や音響処理などの信号処理技術を学ぶことによって、自動作曲やリアルタイム音響処理など、従来にはない新しい作曲技法を修得し、新しい音楽芸術を探求します。

MUSIC 音楽を学ぶMUSIC 音楽を学ぶ

実技科目はすべて、第一線で活躍する教員が丁寧に一人ひとり指導します。レッスン時間の長い主科と短い副科を組み合わせ、自分の目標やレベルに合わせたカリキュラムを自由につくることができます。初心者を受け入れる実技科目もあり、将来音楽教員をめざす場合にも自信を持って準備することができます。また、全国で桜美林大学にしかない「ハンドベル」「ゴスペル」の授業も4年間履修することができます。

日本の「伝統的な音」を学ぶ

西洋音楽は一般にリズム、ハーモニーが明確に表現される音楽ですが、邦楽はそこから離れ、日本の伝統に根ざした和の空間を作り出します。なぜそのような空間を作り出せるのか、理論と実践によって解き明かしていくことにより、私たちの音楽的背景を見いだすことができます。実際に尺八や箏、三味線など、伝統的な和楽器の演奏に挑戦することで、邦楽の成り立ちや独特な表現手段を理解していきます。自国の音楽について見識を深めることで、世界の中の日本人として、どのように芸術を表現すべきか多角的な視野が得られます。

MUSICAL OPERA 総合芸術を学ぶMUSICAL OPERA 総合芸術を学ぶ

ミュージカルは総合芸術です。声楽家、演奏家、作曲家である音楽専修の学生が、演劇・ダンス専修やビジュアル・アーツ専修の学生と一緒に、ひとつのパフォーマンスをつくりあげます。多くのファンと動員数を誇るミュージカルは人気のショー。それぞれ専門分野の異なるたくさんの仲間たちと協力し合いながら、作品をつくりあげる貴重な体験を通じて、ショービジネスを成功させるために必要な理論を実践の場で学びます。

オペラを通して「声の表現力」を磨く

身体が一流の楽器になるまでには少々時間がかかります。入学後の授業では、美しい歌声で持続的に歌えるためにイタリア古典歌曲を学び、体を緩め、腹式呼吸を体得します。音域も広くなり表現力も技量も豊かになったら、舞台音楽演習を通してオペラに挑戦。演習では主にオペラの2重唱を選び、声楽の授業で体得したテクニックを使いながら演技をつけます。そして「フィガロの結婚」のように人間性豊かなオペラに臨みます。作品づくりを通してオペラの魅力を存分に味わい、表現力、コミュニケーション力、協調性を磨きながら、共に作品を作り上げた達成感、満足感を仲間とともに分かち合います。

表現者として生きる先輩たち

音楽の学びを通して付加価値の高い自分へステップアップする「音楽専修」の学びを経験した先輩たちの生き方に学ぶ。

自分の楽曲を世界中に配信。
音楽の楽しみ方、音楽との付き合い方が
想像以上の広がりを見せている。

現在、音楽配信サイトKARENTからforuteというアーティスト名でボーカロイド曲を配信しています。自分が作詞・作曲した楽曲を世界中の人に聴いてもらえるのはとてもエキサイティング。こういう自由なスタイルで音楽と接することができるのも桜美林大学ならではです。10歳から16歳までアメリカで過ごした私は、言葉の壁もあり、音楽に励まされ、音楽に寄り添うように過ごしていました。そんな目に見えない音楽のチカラに次第に魅了され、自分もいつか誰かの心を救えるような楽曲をつくってみたいと独学でピアノを練習。そんな基礎もできていない自分を受け入れてくれたのが桜美林大学でした。さらに、音楽専修でありながら他分野の授業を受けることができるのも魅力。興味のあった福祉の授業も受講。介護に関わる資格も取得しました。私の場合、音楽は福祉の世界に近いのかもしれません。これからも、多くの人に癒しを与えられる楽曲づくりと演奏をしていきたいです。

MUSIC 中山 喬太 Kyouta NakayamaMUSIC 中山 喬太 Kyouta Nakayama

音楽専修 4年

10歳から16歳までアメリカ・オレゴン州で過ごす。
その頃からピアノを独学で始める。13歳頃に初めて作曲に挑戦。帰国後、音楽配信サイトKARENTから楽曲を発表。
アーティスト「forute」としても活動中。
ピアノ主科履修/成績優秀者選抜演奏会出演/介護福祉士実務者研修修了

Oregon Portland Beaverton High School・
神奈川県立鶴嶺高等学校出身

コンクール受賞は、頑張った自分へのご褒美。
初めてオペラに感動したときの気持ちを忘れず、
こんどは私が多くの人に感動を届けたい。

舞台に立ち、ホール全体に自分の声が響きわたる瞬間、なんとも言えない歓びを感じます。オペラに興味を持ったのは高校のとき。オペラを鑑賞する機会があり、そこで声の持つ表現力の凄さに魅せられ、自分も歌いたいと強く思うように。そして桜美林大学で小林玲子先生と出会い、レッスンを受けているうちにすっかりとりこになりました。小林玲子先生のゼミでは、「フィガロの結婚」のハイライト公演を上演。1つのオペラを仲間たちとチカラを合わせて一生懸命につくりあげた経験は一生の宝です。また在学中に仲間とともにオペラ中心の自主コンサートも企画。現在でも卒業生たちが中心となり定期的な自主コンサートを開催し、初心を思い出す良い機会になっています。昨年は由緒ある「イタリア声楽コンコルソ」でイタリア大使杯を受賞することができました。いままで積み重ねてきた努力が評価され、大変嬉しく思っています。今後は海外の舞台にも意欲的に挑戦していきたいですね。

SOPRANO SINGER 岡村 実和子 Miwako OkamuraSOPRANO SINGER 岡村 実和子 Miwako Okamura

ソプラノ歌手

卒業後、二期会オペラ研修所を修了。その後、アメリカ・メンフィス大学音楽学部研修生に。現在はソプラノ歌手として国内を中心に活動中。
『第46回イタリア声楽コンコルソ』イタリア大使杯を受賞。さわかみオペラ芸術振興財団の奨学金を得て、2017年秋からイタリアへ留学予定。

音楽専修 2009年卒業
長野県立田川高等学校出身

CURRICULUM 4年間の学び

1ST YEAR

音楽人として必要な
基礎力を固める。

2ST YEAR

多分野に触れながら
表現力を磨く。

3ST YEAR

知識・技術ともに
専門性を高める。

4ST YEAR

付加価値をもつ
音楽人ヘ。

講義科目

● 音楽学● ソルフェージュ● 和声学● 楽曲分析● 西洋音楽史● 東洋音楽史● 民族音楽研究● 現代音楽史● ヨーロッパの大衆音楽● 器楽概論● 管弦楽概論● 対位法● 現代の作曲技法● ピッチクラス集合論● オペラ論● ミュージカル論● 礼拝学● 賛美歌学● 宗教音楽史● 音楽療法

実技・
演習科目

● 器楽実技● ピアノ● 声楽● 管楽合奏● 管弦楽合奏● 伴奏法● 合唱● 指揮法● パイプオルガン● ハンドベル● ゴスペル● オラトリオ● 作曲● コンピュータ音楽● 音楽音響プログラミング● マルチメディア・プログラミング● ミュージカル演習● ミュージカル歌唱法● 楽曲身体表現演習

学群
共通科目

● 上演芸術入門● 音楽入門● ビジュアル・アーツ入門● 美学● 芸術概論● 芸術と人間● 芸術と社会● 日本文化論● 西洋文化論● アジア文化論● 社会文化・メセナ論● 知的財産権通論● シアターマネージメント論● 音楽マネージメント論● アートマネージメント論● メディア論● 映像ビジネス論● 芸術文化研修● 芸術文化基礎● インターンシップ● 専攻演習Ⅰ・Ⅱ● 卒業研究Ⅰ・Ⅱ

FUTURE 進路と資格

予想される将来の職業

● 演奏家● 作曲家● 編曲家● 楽団員● 劇団員● 俳優● 歌手● ミュージシャン● 音楽講師● インストラクター● ブライダル・プレイヤー● 楽器店スタッフ● 劇場スタッフ● 学校教諭(音楽)● 一般企業● 公務員 など

プロの音楽家や、音楽を教える職業など、卒業後も音楽活動を続ける人がいる一方で、音楽教育で培った「メッセージを伝える表現能力」と、他専修や他学群で学んだ教養教育の「幅広い視野」を活かして、一般企業に進む学生もたくさんいます。

めざせる資格

● 中学校教諭1種免許状(音楽)● 高等学校教諭1種免許状(音楽)● 学校図書館司書教諭(教員免許状取得が条件)● 博物館学芸員● 社会福祉主事任用資格● 初級障がい者スポーツ指導員

就職実績(過去3年間より抜粋)

● ヤマハミュージック東京● 河合楽器製作所● セントラル楽器● 島村楽器● 東京都中学校教員● 神奈川県小学校教員

● 千葉県小学校教員● 茨城県中学校教員● 静岡県高等学校教員● 広島県高等学校教員● 鹿児島県高等学校教員

● ANA(全日空)● みずほ銀行● 三菱東京UFJ銀行● 城南信用金庫● JA相模原市● 日本郵便 など他多数

INTERNSHIP 職業体験

インターンシップの派遣先

● 公益財団法人多摩市文化振興財団(パルテノン多摩)● 公益財団法人八王子市学園都市文化ふれあい財団
(オリンパスホール、いちょうホール、学園都市センター)
● 日本音楽家ユニオン● 東京ユニバーサルフィルハーモニー管弦楽団

音楽関連のインターンシップとして、演奏者団体、オーケストラ、ホール運営財団などで、演奏とその運営両面に関わる研修を行っています。ホール研修では、ホール経営実務、施設管理、コンサート運営などに関する研修や、オペラ制作実務などの研修を通し、地域の芸術文化事業への理解を深めていきます。

FACILITIES 施設紹介

荊冠堂チャペル内の「33ストップ3段鍵盤パイプオルガン」

イタリア・ファツィオリ社製ピアノを備えた「音楽ホール」

全34室ある「練習室」