桜美林大学 国際協力専攻ホームページ



2008年度秋学期

 山形勝宏


私がインターンをしているNGOは「地球の友と歩む会/LIFE」である。期間は、2009年2月4日から3月27日である。まだ、インターンを行っているが中間報告としてレポートを書いた。
地球の友と歩む会(以下LIFE)は、1986年に「アジア協会アジア友の会 東京事務所」としてインド・インドネシアで活動を開始した。1998年に「地球の友と歩む会/LIFE」として活動を始めて、1999年にNPO法人格を取得した。LIFEは「水」「緑」「人」の3つのキーワードにおいて事業を展開している。その中でも2002年以降は「人」に力を入れて、能力向上プログラムや地域・グループの連携強化などを図っている。
LIFEが国際協力に関わっている事業は、インド・タミルナンドゥ州における女性支援と子どもの教育支援活動、JICAの草の根技術協力によるカルナータカ州での農業復興と女性支援活動。インドネシアにおけるアグロフォレストリー推進活動や女性・農業支援活動などを行っている。これとあわせて、インドやインドネシアへLIFEの国際協力活動に参加や見学をするスタディツアーも行われている。
私は、現在インターンで、インド・タミルナンドゥ州の子どもの教育支援活動を担当している。そこで、この活動について調べたい。これは、インドのタミルナンドゥ州のナッタム郡において子どもの補習教室を行う事業である。なぜ、補習教室を行うのかは、インドの小学校では、毎年クラスが終わるごとに進級試験があり、そこで落第した子どもたち(特にカーストの下の階級であるダリットや低所得農業家庭)が、ドロップアウトしてしまうことが問題になっているからである。そのため、LIFEは、タミルナンドゥ州で活動しているNGOのRIDOと協力して補習教室を行うことにした。
この目的は、教育の質の向上を図り子どものドロップアウトを防ぐことにある。補習教室は郡内10集落に作られ、1クラス20人前後で構成される。補習教室内では、算数・理科・国語を重点的に学習する。月一回テストをして生徒の利点・弱点を見極めたり、絵画のコンクールや集落対抗のゲーム大会を行ったりして生徒たちに勉強以外の娯楽も取り交ぜている。また保護者会を催し子どもたちを教室に出すように促し、これからの補習教室を話し合わせることにしている。
課題としては、通常の授業との連携や期間の短さというものがある。また、私がオフィスで事務をやっている中で、協力NGOとの会計の確認において、稀に領収書が含まれていなかったりすることがあった。助成金をもらうためには、1円でもずれていないか確認するので、しっかりとやる必要があるという。
国内の事業として、ボランティアの方々が中心となって行う、使用済みの切手や書き損じハガキ、プリペイドカードなどの物品を集めて活動資金にまわすという活動にも注目している。これは、全国から集められた使用済みの切手、プリペイドカードを全国にいるLIFEのボランティアの方々が仕分けをする。それを収集家の方たちに販売して、その売上を活動資金に回すという活動をしている。切手や使用済みカードは、一般の家庭のみならず、学校や企業から寄付をしてもらっている。この事業によって年間で100万円前後の資金が得られる。
個人の感想として私は、使用済みの切手やプリペイドカードがお金になるとは思わなかった。こういう活動からも資金を作れるということに驚きを覚えた。
この事業の課題として、ボランティアの減少があげられる。LIFEでは、学生のインターンやボランティアを募集していると同様にシニアのインターンやボランティアを募集している。シニアボランティアを対象にした活動が、この切手集めと、日本の童話を翻訳してインドおくるという活動をしているが、なかなかシニアボランティアは集まらないのが現状である。
こうした活動から会員を集めることは、容易なことではないと感じた。会員になってもらうには、まず知ってもらうことが重要で、自分たちの活動に納得してもらえることが必要なのだと感じた。そのためには、活動における収支報告の重要性、会員増加のための手紙作成といった活動には、とても意味のある活動だと思えた。
インターンを一か月過ぎての反省点は、緊張のせいか課された課題をただ黙々とこなすだけで、なかなか職員の方々と深いところまで話しをできていないことを反省している。これにより内容が薄いレポートになってしまったことを反省する。
今後は、これらの活動についてさらに深いところまで勉強していきたい。インドの子どもの教育支援については、これからもこの事業についての仕事をするので、そこで出た疑問について考察できたら良いと考えている。切手・絵本の事業については、3月27日に絵本の報告会があり、そこに出席して更なる課題について見いだせればよいと考えている。