桜美林大学 国際協力専攻ホームページ



2007年度前期

国際学部3年 杉本文恵

〈研修内容〉
@活動地の見学
SVAカンボジア事務所の活動は、大きく4つに分けることが出来る。研修は4週間であるから、1週間ごとに各事業を見学させていただいた。
A訪問者のアテンド
研修中最後の週に、シェムリアップ事務所においてJICAスタディー・ツアーより訪問者があり、アテンドをさせていただいた。アテンドと言っても、団体説明などは勿論SVA 職員が行い、私たち研修生は、水出しや写真撮影などに徹した。
 この経験は、NGOにとって外来者がいかに重要であるか、またその受け入れがいかに大変であるか理解出来る良い機会となった。
Bインタビュー
SVAの研修では、それぞれのテーマにそって、調査・研究が出来る。私の研究テーマは、「都市スラム、および農村地域における、教育・子どもの労働に対する意識調査」である。両者の意識を比較し、教育が児童労働にどのような影響を与えているのか調査した。
調査は、アンケート・インタビュー方式で行った。アンケート表は、まず英語で質問・回答を作成し、それを現地スタッフにチェックしてもらう。修正後、それをクメール語訳する、という方法で作成した。そのアンケート表をもとに、農村・スラムで調査を行った。農村はバンテイ・ミエンチェイ州の小学校が対象地である。本当ならコンポン・トム州においても行える予定であったが、雨季の雨による道路冠水など、予期しないアクシデント続出のため不可能であった。スラムはプノンペンにおける2箇所のスラムで行った。
CNGO訪問
研修中に、「SCADP」「CCASVA」「FRIENDS」「国際子ども権利センター」の4つの団体を訪問した。また個人的に、いくつかのNGOによるクラフト・ショップやレストランへ行った。

〈反省点〉
準備不足であった。参加決定の時期が遅いことも要因の一つであろうが、もっと出来た事はあるはずだ。特に、テーマが曖昧なままであったことは辛かった。テーマに関する知識や情報などをもっと得ておくべきであった。
語学に関して言えば、もっと英語力が必要なのは明らかであった。カンボジア事務所の場合、業務の多くが英語であるため、研修に支障のない英語力は必須である。クメール語の必要性は業務上ではあまりないが、現地での暮らしを考えれば、出来るに越した事はない。これに関しては、研修前にカンボジア語Iを履修していた事が幸いした。

〈アドバイス〉
納得したテーマをしっかり持つべきであると思う。これは私に欠けていた部分であり、大いに反省すべき点であったからだ。参加決定の時期が遅いことは仕方がないことであるから、受かることを想定し、準備を進めるべきである。
研修に不便のない英語力をつけるべきである。日常的な会話はもちろんであるが、自分のテーマや調査内容を説明し、事業内容を理解できる程度の英語力は必須である。専門用語など、研修前に覚えておくと不便がない。
予定は未定である。予定されていたことが急遽変更になったり、想定外のことが起こった時に、柔軟に対応出来る姿勢は重要であると思う。

〈感想〉
この1ヶ月を振り返ってみて思うのは、いかに自分が無知であったか、いかに自分が狭い視野で物事を捉えていたか、ということである。今後は、もっと色々なことを、色々な視点で学び、自分という人間を豊かにしたい。
カンボジアは豊かな国である。物質的には貧しいかもしれないが、人々の心の豊かさ、目の輝き、生きようとする力は、日本のそれよりはるかに豊かである。これは我々が大いに見習うべきところであり、私も大いに見習おうと思う。
このような刺激的な1ヶ月を過ごす事が出来たのも、私にチャンスを与えて下さった皆さま、特に、SVAカンボジア事務所のスタッフ、東京事務所のスタッフ、インターンシップ委員会の先生方皆さまのお力添えのお陰です。本当にありがとうございました。