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2007年度前期

国際交流基金浦和日本語センター

国際学部3年 菅野梢子

<実習期間>

2007年8月6日(月)〜8月17日(金)

<実習内容>

・ 授業サポート
(異文化についてのディスカッション・文法クラスのサポート)
・ 生け花デモンストレーション
・ 茶道デモンストレーション
・ 図書館データベースのための調査
・ 日本語教材の作成
・ 講師の先生方のアシスタント
(研修生の提出レポートの直し)
・ 研修生との座談会の企画、準備

<感想>

  「国際交流を仕事として行っている現場を見たい。」この気持ちから国際交流基金へのインターンを決めた。それまでNGOでの活動やボランティアで様々な活動に参加していたので、今回国際交流の新たな側面を知る事が出来、実のある実習をする事が出来たと感じている。また、実習を行う部署によってその内容は全く違う活動になるが、日本語国際センターでの日々は私にとって貴重な出会いの場となった。各国の日本語教師の方々が隣接している宿泊施設に泊まりながら研修を受けているため、たくさん交流する機会があったからだ。もちろん交流基金の方々とお話する機会も設けていただき、貴重なお話を聞くことが出来た。仕事内容に留まらず、仕事に対する姿勢や考え方、やりがいなど、深い部分を知る事ができ、私たちインターン生の進路の相談にも気さくに答えてもらうことが出来た。本当にたくさんのものを得る事が出来たことに感謝している。
今回の実習中、多くの時間が夏期研修事業に関わるものだった。夏期研修とは「海外日本語教師短期夏期研修」のことで、今年は東アジアのモンゴルをはじめ、アジア諸国、ヨーロッパ諸国、アメリカ大陸やアフリカ大陸のケニアまで26カ国54人の研修生が参加していた。講師の先生方の授業のアシスタントをしていたことがきっかけで、多くの研修生とお話をすることができた。もともと研修生それぞれの国の中で日本語教育がどのように捉えられているのか、興味があったこともあり、研修生を対象にしたアンケートを実施した。
また、「私たちインターン生が研修生のために何か出来ないか」と考えた結果、「現役大学生として研修生の疑問や質問に答えていく機会をつくれば、日本の大学教育の一部を理解するきっかけになることが出来るかもしれない」という考えに至った。そこで、参加自由という形で研修生とインターン生との座談会を企画し、表面的なことではなく、大学生の実際の様子を知ってもらえた。日本の大学生は、勉強だけでなく、アルバイトをしてそれぞれのやりたい事をすることが一般的だ。私自身、それが有意義な大学生の時間の使い方だと思ってきた。しかし、多くの研修生は勉強をするために大学に通っているのに、なぜアルバイトをするのが良いことのように考えられているのか不思議がっていた。これにはとても驚かされた。また、大学生がアルバイトをして海外に行くことが出来るという経済的な豊かさを、客観的な意見を聞いて知ることができた。私の中の当たり前としていた事が、実際にはとても限られた地域である日本での当たり前だったのだと、複雑な気持ちになったが、このことに気付くことが出来て良かったと感じている。
国際交流基金のいろいろな部署の方とお話をして、一番印象に残っている事は、皆さんが熱い思いを持って仕事をしているということ。一つ一つの仕事が直接国際交流につながるものであっても、そうでなくても、国際交流事業に関わっているということに、誇りを持っているように見えた。その姿が何よりも充実した日々を物語っているようにも感じた。インターン期間中、私たちインターン生の興味のあることや、やりたい事を積極的にやらせてもらえた事に心から感謝している。また、このインターン期間中お世話になった全ての人に感謝し、今後の日々にこの経験を活かしていきたい。