桜美林大学 国際協力専攻ホームページ



2007年度前期

 国際学部2年 澤田蕗子

【団体概要】
  1993年の設立以来、地域を豊かにするために活動を行っているNPO/NGOを、市民の直接寄付により助成を行ってきた。その実績は過去13年間で92団体に総額3,211万円に及び、またその分野も福祉・医療・環境・開発・多文化共生など様々である。助成団体は、寄付者から募った選考委員と助成を申請したNPO/NGO団体による公開選考会で決定される。寄付者への透明性を維持するとともに、団体間・市民−団体間のネットワーク作りにも繋がっている。

【実習期間】
  2007年5月〜8月の火曜日
  2007年9月2・3週目

【実習内容】
会議に出席
シンポジウム用資料作成
シンポジウム手伝い
NGO団体にインタビュー
インタビュー記事作成
ニュースレター作成
過去助成団体の連絡先調べ
過去助成団体資料作成

【感想】
  私は、自分の個性を活かす道を探していた。自分の経験を活かす道を。この団体の概要を見た時、ここなら自分の経験を活かせるかもしれない。素直にそう、思った。
  この団体の人々は、ニュースレターや資料作成の技術だけでなく、NGO/NPO運営に当たっての知識や理念も私に与えて下さった。また、シンポジウムや会議への参加の機会を作って下さり、NPO/NGOで活躍している方々に話を伺うことができた。それぞれが信じる道を歩んでいる姿に感銘を受けた。
  また、このインターンを通して、合意の形成の重要性を強く感じた。
  会議において、個々人が、それぞれの考え方を持ち話し合う。新たな意見が次々に飛び交い、時に対立することさえある。団体の常駐員が全て決めてしまえばどれだけ楽かわからない。しかし、そうはされない。
「企業では、利益という結果だけが重視されるが、NGOやNPOはちがう。結果ももちろん重要だが、それ以上にプロセスが重視される」
そう言って、スタッフの方々は会議の準備と話し合いの調停役に徹していた。土台の仕事だと思った。心が熱くなった。
  また、時に自分の不甲斐無さに落ち込むこともあった。今まで本で学んできた知識は、現実には大して役に立たないように思われた。どんなに本を読んでも、得られない知識がそこにはあった。
大して役に立たない私を、スタッフの方々は一度も責めることはなかった。失敗も笑って修正して下さった。有難かった。自分の足りないところを見つめ、次に繋げようという気持ちが自然と湧き上がった。
  経験を活かす道をと思い、決断したインターンだった。だが、実際には、自分の足りなさを見つめ、成長していくための経験を積む期間であった。様々な、また今しか出来ない経験を。いつか、ぐらんで積んだ経験を活かす日が来る。インターンを終えた今、私はそう信じている。