桜美林大学 国際協力専攻ホームページ



2007年度後期

国際協力課

2年 小野美咲

<実習先の概要>
(財)かながわ国際交流財団は、 1977年、世界に開かれた神奈川、世界と結ぶ神奈川を目指して、人と人、地域と地域の国際交流及び国際協力を積極的に推進するために、県及び民間企業等からの共同出資によって設立された、かながわ国際交流財団とかながわ学術研究交流財団が2007年4月に統合され出来た組織です。国際協力・平和、多文化共生、地球市民学習をテーマとする各種事業を行っています。

<実習期間>
1月19日、1月29日〜2月16日(15日間)

<実習内容>
・タイスタディツアー事前研修準備
・フランス料理講座補助
・ペーパークラフト作成
・フィリピンスタディツアー資料収集
・印刷作業
・会議・セミナー開催準備、受付業務、記録、報告書作成
・映画会開催準備、受付業務
・広報活動

<感想>
私が財団法人かながわ国際交流財団へのインターンシップを希望した理由は、国際協力というと、海外への支援に関心が行きがちだったのですが、海外でボランティアを体験してから、国内でもできることがあるということに気づきました。
そこで国内の活動も知りたいと思うようになりましたが、自分の県内でどのような活動が行われているのか知らなかったので、家が近く、小学校の頃から馴染みのあるこちらの財団にインターンを希望しました。

私の仕事内容は主に、セミナーに参加させて頂き、その開催準備、記録、報告書作成でした。
ちょうど財団が運営している、あーすぷらざが10周年を迎えていたので、記念イベントがたくさんあり、それらのイベントに参加できて良かったと思います。
特に環境問題や国際理解教育がテーマのセミナーは、今まで私が関心を持っていなかった分野だったので参加して視野が広がりました。環境問題のセミナーは地球温暖化のメカニズムや現在の状況を話していただいた後、家庭で出来る二酸化炭素減少の取り組み、社会をどう変えていけば良いか?ということを話していただきました。参加した県民の中には、以前行ったセミナーに参加して、「エコ住宅に建て変えた。」「ソーラーパネルを屋根につけた。」という方もおり、このようなセミナーを企画し、県民に発信することの重要性を実感しました。
国際理解教育セミナーでは、国際理解教育のために、授業に外国人講師を呼ぶ教員と外国人講師のコーディネータのやりとりが印象的でした。呼ぶ側、呼ばれる側で求めている授業内容が異なってしまうことや、その他様々な問題があることも分かり、その対処も話していただきました。このセミナーの中でも特に印象的だったことは、呼ぶ側の教員が言っていた「異文化理解の学習は氷山に例えられる。氷山の露出している部分は衣食住などの目に見える文化で、水面下の部分の習慣、価値観、コミュニケーションなどは目に見えにくい文化である。目に見える文化を取り上げがちだが、私は見えにくい文化も伝えたい。」という言葉が印象的でした。確かに、文化の摩擦が起きるのは、たいてい目に見えにくい文化だと思います。この目に見えにくい文化を理解することが本当の意味での異文化理解に繋がるのだと思いました。又、セミナーの参加者には教員、地域の国際交流団体などの参加者が多く、こういったリーダーとして動く人材育成にも力を入れていることが分かりました。
又、私のインターンのテーマが「財団が行うスタディツアーの目的と実態」ということで、スタディツアー企画者と引率者の方々にお話を伺いました。企画者、引率者は毎年変わるみたいですが、それぞれスタディツアーに対する思い、目的などインタビューすることが出来ました。財団のスタディツアーはNGOではできない様々な団体訪問(NGOからJICAの現場)が出来るところが魅力だと思います。参加者が様々な団体を訪問し、国際問題を考える入り口として、このスタディツアーが位置づけられているのだと思いました。このように職員の方の仕事に対する熱い思いを聞く機会もあり、充実した実習だったと思います。
最後になりましたが、このような貴重な機会を与えてくださった先生方、財団の皆様には本当に感謝しています。ありがとうございました。