桜美林大学 国際協力専攻ホームページ



2007年度 前期

国際協力課

国際学科3年 早水綾野

〈実習先の概要〉

(財)かながわ国際交流財団は、 1977年、世界に開かれた神奈川、世界と結ぶ神奈川を目指して、人と人、地域と地域の国際交流及び国際協力を積極的に推進するために、県及び民間企業等からの共同出資によって設立されました。国際協力・平和、多文化共生、地球市民学習をテーマとする各種事業を展開しています。国際協力課は自主事業として、情報提供事業や民際協力基金事業を行っています。

〈実習期間〉

8月21日〜9月13日(15日間)

〈実習内容〉

・セミナー・会議の補助・参加とその報告書作成
・ペーパークラフトのホームページ作成
・タイ料理教室の打ち合わせ同行
・民際協力基金相談対応手伝い
・さかえ日本語の会(日本語教育)の見学
・県内NGO情報整理作業

〈実習報告〉

海外だけでなく国内の国際協力にも目を向けてみようと思いこのインターンシップを希望しました。その意味で、在住外国人支援のための会議やセミナー、開発教育のイベントに参加させていただけたことはとてもいい経験になりました。在住外国人支援は今までに注目したことのない分野でしたが、実際その支援のための団体は多く存在しその分国際問題は多く国内に存在することを感じました。先進国である日本の中でも外国人では福祉や教育は満たされないこと、また在住資格などで子どもでも深刻な問題を抱えうることなど、実際に支援にあたっている方々のお話を通して学ぶことができました。
私が国内の問題解決においてよく知らなかったこととして上げられるのが、情報提供の重要さです。言葉が分からないこともあり、外国人を保護する措置があってもその情報がその人まで届かないこと、またその人が情報の受け取り方を知らないことが解決できる問題の障害になっています。また生活に関する情報は人から受け取るのが当たり前という文化を持つ国の方が多く、それに比べ日本人は自分でインターネットや他の媒体を使って調べることが多いとの指摘をもらい、外国人の方が感じている文化の違いを知りました。私は例えば近所づきあいの少なさなど、日本は人と人の繋がりが薄いような気がしてしまい、淋しさを感じました。
開発教育のためのイベント参加では「国内の人に国際問題を正しく理解してもらいたい」と熱心にやり方を考え企画する方、また指導者としていらしていた実際にフィールドで活動するNGOの方と出会え、貴重なお話を聞くことができました。また、参加者の大学生や各国留学生の考えに触れることができ、分かち合ったり、刺激を受けたりしました。特にスリランカ出身の留学生が自国の内戦を解決したいと勉強しているのには、平和に暮らし勉強できている自分との距離を感じ考えさせられました。そして日本人の理解不足と関心の低さを痛感し、集まった多くの学生の存在を貴重に思い、開発教育の大切さを改めて理解しました。
またこれらのセミナーやミーティング、イベントの報告書作成に従事させていただき、初めてのテープおこし作業や、読む方を配慮した書き方・まとめ方が、学べました。将来仕事をするにあたって役立つ経験にしたいです。
更にNGOを支えるものの一つとして民際協力基金の事業に注目し、NGOの資料整理や申請に関わる仕事をお手伝いさせていただきました。架空のNGOを審査するというワークショップの記録をみながらNGOをどう評価したらいいかを学び、実際に評価の作業をして職員の方にみていただきました。このように、基金助成を通しまた協働事業を通し行う団体育成の事業に関わり、企業と市民団体を繋ぐ役割の大切さを知りました。それに加え、財団は市民団体と市民団体はもちろん、市民団体と行政を繋ぐ取り組みもしていまいます。民際協力基金で模範となるNGOを育成するのと同時に財団自体も、まだ実行されてない大切なことを実行に移し模範となる県の自治への事業をしているように思えました。
様々な機会を作って下さった財団の方々、協働事業の際お話を下さった方々に感謝しています。お世話になりました。

 

〈アドバイス〉

 基本的に月・日曜日以外が出勤日ですが、日曜日にイベントなどがあることがあります。日曜日は空けておいて出勤日を変更してもらい参加するといいと思います。仕事はたくさんあるので、自分は何がしたいのかを明確にして職員の方に伝えることが大切です。