桜美林大学 国際協力専攻ホームページ



2005年度 春学期

  大沢育恵(年)

<実習期間>

2005年9月5日(月)〜9月16日(金)

<実習内容>

・海外アーティストのビザ書類の確認、印刷

・作品の印刷

・トリエンナーレ内覧会の招待状の折り込み、郵送

・アーティストの部屋の壁作り

・家具の移動

・各部屋の掃除

・カーテン作り

・貸し出し自転車の管理

・トリエンナーレ教室の運営補助

・案内書のポスター作成

<感想>

 私は、大学に入った頃から"国際交流"という事業に対して、何を実際に行っているのか疑問に思っていたので、このインターンに応募した。小さな疑問から行動に出て、不安も多かったが、今ではやってみて、本当に良かったと思っている。

 私のインターンでの活動場所は主に二つあった。一つは、国際交流基金(以下基金)の本部がある、赤坂であり、もう一つは、トリエンナーレという今年の9月28日から12月18日まで横浜行われる現代アートの国際美術展の現場である関内での活動であった。赤坂では基金本部の活動を間近に見ることができ、国際交流の事業を行うにあたっての土台となる、手続きや資料の確認、招待状の作成、郵送など、裏方としての役割がなされている現場を見ることができ、基金での活動の細かさにまず驚いた。

私はそこで、研修のうちの3日働き、その中で500通ほどの招待状を郵送するという作業を行った。とても細かくて、地味な作業に思えるが、これが基金の役割であるということを知った。その作業の中で、郵送先が外務省であったり、各国の大使館であったりするのを見て、基金と関わっている相手先を知り、基金はしっかり、トリエンナーレという事業を通して、各団体とつながりを持ち、国内や海外に情報を発信しているのだと思い、細かいがとても重要な役割を果たしているのだと改めて思った。

 国際交流基金と聞くと大きな事業を行っていると思っていたが、小さく細かい仕事が主であり、トリエンナーレを行うためにはまず、基金のような事業が中心となって活動しなければ成り立たないのだと思い、裏方としての作業の大切さも知ることができてよかった。その他、本部で活動していて、社会人として働くには、電話の対応、言葉遣いやパソコン作業などが基本となることを肌で感じたので、これから先、就職活動に備え、しっかり学んでいこうと思った。

 一方の関内での活動は、本部とは全く違い、まさに国際交流が行われている現場での仕事を行うことできた。

 私が活動していた場所は"ZAIM"という関内にある、海外アーティストなどが泊り込みで作品を制作する寮やアトリエであった。そこでは、部屋の掃除や、家具の移動や、貸し出し自転車の管理など、肉体労働が主であり、基金本部のような仕事も、現場でのこのような仕事も、一つひとつが立派な国際交流における仕事なのだと思った。そして英語が使えないと、仕事にならないとうことも感じた。泊まっている人がタイや、オーストラリア出身の人であり、洗濯機、駐輪場の説明書などを英語で作成しなければならなかった。そのとき、やはり国際交流の現場では、英語が重要となってくることを実感し、もう少し英語ができたら、もっと貢献できたのにと後悔し、これからは今以上にしっかり英語を勉強していこうと思った。

 最後に、そのZAIMで活動していて、基金があまり私たち市民にあまり知られていないことが問題であると思った。ZAIMには誰でも入ることのできる、現代アートの資料室が設けられていたが、平日は2、3名ほどしか、そこに訪れず、トリエンナーレが行われる横浜市民にすら、あまり知られていなく、トリエンナーレ自体も知られていないことがわかり、改善する余地があると思った。基金と市民が触れ合う大きな事業であるトリエンナーレがあまり知られていないのは非常に残念なことなので、基金、そしてZAIMの宣伝活動に力を入れ、市民にまず活動内容を知ってもらうことが、国際交流を広げることにつながるのではないかと思った。

 このインターンを通して、たくさんの経験ができ、たくさんの人に出会うこともできた。お世話になった方々に感謝し、これからの活動にしっかりつなげていきたい。