桜美林大学 国際協力専攻ホームページ



2005年度 秋学期

 リベラルアーツ学群2年 斉藤美菜子

<団体概要>

  開発ジャーナル社は1971年に設立された出版社であり、日本の民間で唯一の国際協力の総合専門誌であり、国際協力に携わる人々に幅広く読まれている『国際開発ジャーナル』の発行や国際協力に関わる書籍の出版と、また国際協力機構(JICA)からの委託として月刊広報誌『monthly JICA』の編集や販売をしている。その他に、専門出版社としてのノウハウを活かし、国際協力に携わる人々の情報提供の場としてODAに関する各種セミナーやイベントの開催を行うと同時に、ODAなどに関連する調査・研究事業も行っている。

<実習期間>

 2006年2月1日〜2月28日

<実習内容>

・   開発ジャーナル社のウェブサイト『IDJ NET』上のイベント・セミナー・ワークショップなどの情報やNGO・開発コンサルタント・政府機関・国際連合におけるリクルートの情報更新

・   開発ジャーナル社内の図書・資料整理及びデータ入力

・   『monthly JICA』の取材同行、文章校正、書評作成、編集

・   『monthly JICA』 読者はがきのデータ入力

・   国際協力機構(JICA)から委託されたJICAのウェブサイトに掲載する記事の作成や作成のための在外公館派遣員へのインタビューへの同行・テープ起こし

・   原稿・資料の受け取り、引き渡しのためJICA,デザイン会社等各所訪問

・   JICAシニア海外ボランティア取材同行、インタビュー、テープ起こし

・   「ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーン事務局長取材同行、インタビュー、テープ起こし

・   ODAに関するセミナーの資料・アンケートまとめ

・   『開発ジャーナル』の書評作成・校正・データ入力

・   スマトラ沖地震における日本企業災害支援金アンケートのデータ入力

・   『monthly JICA』,『開発ジャーナル』納品作業

<コメント>

 ジャーナル社での仕事内容は事務作業やデスクワークが多くパソコンに向かう日が多かったが、『monthly JICA』や『開発ジャーナル』の編集に携わることができ、国際協力の勉強になった。また、一つ一つの作業を通して編集という仕事の面でも今までにない経験ができたこと、新たな知識を得られたので毎日新鮮で楽しく実習をすることができた。

 実習期間中には計4回取材にも同行させて頂き、私自身が質問できる時間も与えられた。そして、取材中には事細かにメモをとりながら、話のポイントをつかむことが重要であった。取材後、会社に戻って録音したテープを聞き取り、自分のメモと見合わせながら記事を書くという作業は大変でありながらとてもやりがいのある仕事であり、私が一番力を入れて臨んだ作業であった。私は、文章を書くことは幼い頃から好きであり自身得意であると思っていたが、やはり人に読まれるとなると、どのように書けばいいのか戸惑い悩んだりした。しかし、できあがった記事を見るとそれまでの過程を思い達成感が大きかった。私は、NGOに興味があり、実習の最後の方で2005年に世界で大きな反響を巻き起こしたホワイトバンドを生み出したキャンペーンの事務局長の方の取材に同行できたことはとても幸運であり、貴重な体験となった。

 日々の実習以外で勉強になったことは、社会人としての礼儀やマナーである。普段の学生生活では、あまり気を使わずに過ごしていたが、社会に出るとやはり相手にどう見られるかということがとても重要であり、自己を抑えて他人に不快を与えないようにできるのが大人としての責任でもあるということを学ぶことができ、今後の自分自身への課題となった。

 最後に、私は国際協力というと、途上国や協力の現場で何かアクションを起こすことが一番重要であり、意義のあることだと思っていたが、開発ジャーナル社での実習を通して様々な情報を得ることができ、また、国際協力に携わるすばらしい方々に出会いお話を聞けたことで、国際協力には多種多様な形があり日本国内においてもあり支援方法はいろいろあるのだということが分かった。この後、この経験が自分自身の将来を考えるにあたり選択肢と可能性を広げてくれる大きなきっかけとなったに間違いない。

<アドバイス>

 開発ジャーナル社では自分のやりたいことや興味のあることを伝えれば、希望を通りにさせて頂けることが多いようであり、積極的になればなるほど得られるものも大きいと思う。私は出版社というところでの仕事がどのようなものなのか全く知識がなかったため、積極的になりたくても難しいところがあったが、これからインターンを考えている学生には事前にジャーナル社と連絡をとっていろいろと質問したり要望を伝えてみたりすることを勧める。