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2005年度 秋学期

河田裕親(3年)

<団体概要>

私のインターン実習先である、環境エネルギー政策研究所は、地球温暖化対策やエネルギー問題に取り組む環境活動家や専門家によって設立され、持続可能なエネルギー政策の実現を目的とする政府や産業界から独立した第三者機関である。自然エネルギーや省エネルギーの推進のための国政への政策提言、地方自治体へのアドバイス、そして国際会議やシンポジウムの主催など幅広い分野で活動を行っている。また、欧米、アジアの各国とのネットワーキングを活用した海外情報の紹介や人的交流など日本の窓口としての役割も果たしている。更に、市民ファンドを活用した市民風車や太陽光発電事業なども発案し、関係事業体である自然エネルギードットコム鰍ノよって実現している。

<実習期間>

 2006年3月8日〜3月23日までの10日間(土日。3月16日除く毎日)。

<実習内容>

 実習は、3月21日火曜日に行なわれた「大都市での自然エネルギー利用を東京から考える〜自然エネルギー政策の新しいパラダイム〜」というシンポジウムに向けてのチラシの設置のお願いの連絡(参加案内のFAX送信、新聞社へのイベント記事掲載依頼の電話等)や、当日の看板作り、資料作り、当日の運営、MTG参加、シンポジウム後のアンケート集計等であった。

このシンポジウムは、自治体の自然エネルギー政策にフォーカスして、各分野の専門家から国際的な流れやRPS(電気事業者による新エネルギー等の利用に関する特別措置)法の見直しなどに関する最新情報を提供し議論を行なうというものであり、パネラーとして、東京都環境局の大野輝之氏、国連環境計画の末吉竹二郎氏、潟`ームネットの甲斐徹郎氏、ISEPの飯田哲也氏が報告し議論を行なった。

このシンポジウムは主に自治体職員を対象としていたので、今回の実習の前半は、東京都・神奈川県・埼玉県・他関東の各市・都単位で役所への参加を促す電話やFAX送信、チラシ送付に費やした。当日の看板作りとは、会場正面に大きくシンポジウムのタイトルを入れた看板を設置するための政策作業であった。シンポジウムで看板はこれまでに上手くできたことがなかったので、今回は試行錯誤の上看板作りに励み上手くできた。当日の運営に関して、私がこの団体のシンポジウムに参加することが初めてだったため、シンポジウム開始後はシンポジウムを聴講したが、開始前の設営作業には加わった。シンポジウム後のアンケート集計については、アンケートの回収率があまりいいものではなかったが、今後のこの団体のシンポジウムを有益にするために何が問題であったのか、次回からはどのようにすべきかを踏まえまとめることができた。これに関しては、かなりいい評価を得られたと思う。

 私のインターン実習は、私の希望を聞いていただき、イベントに合わせて作業することができた。私は当初から、せっかく実習させていただくのだから、イベントなど何かしらの目標に合わせて実習するのが最も効率がよく、実習を有益なものにすることができるだろうと考えており、その旨を伝えたところ私の希望をかなえていただいた。実習期間や時間についても、私の勝手な都合に合わせて調整していただき、非常に実習しやすい環境を提供していただいた。事務所での作業は、1人で黙々とやる作業が殆どであり自分のペースで作業することができた。

<アドバイス>

 今後、環境エネルギー政策研究所へインターンシップする学生にはぜひ今の自然エネルギーの状況についての知識を最低限得ておくと良い。実習は、私のように知識を持たなくても実習は可能だが、知識を持っていれば何が問題でこの団体は何をしようとしているのか理解することが容易であり、実習が有益なものになるだろう。知識を持たずに会合へ参加すると何を話しているかが聞き取れないだけでなく、ただその場にいるという感じになり、その時間を非常に無駄に過ごしてしまうからである。

また、スタッフの方と一緒に食事に行く機会が多いので、学習意欲を常にもって、気になったことは何でも吸収しようとする姿勢も持ち合わせているのが良い。何にも考えなくとも時間は過ぎていくが、学習意欲を持って作業することによって、毎日実習内容を振り返るたびに自分がこの1日で何を学べたのかが明白になるのである。必ずしも自分のやりたい作業を与えられるというわけではないが、作業に関してもだいぶ考慮していただけるので、自分は何をしたいのか、どうしたいと思っているのか、といった自分の意見を伝え説得できるような表現力を持っていることが、インターン実習する上での前提であると思う。