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2004年度 春学期

櫻井佑美(3年)

 私は今回国際学部の海外インターンシップを利用し、(社)シャンティ国際ボランティア会(SVA)の「NGO海外研修プログラム」カンボジア・プノンペン事務所に参加した。SVAは、カンボジアの農村部を中心に子ども教育のNGOを行っている団体だ。またプノンペン事務所では主に図書館事業、学校建設などを中心とする活動を行っている。私は今回、1ヶ月間こちらの事務所でインターン生として活動のお手伝い、また自分自身の調査研究を行うことが出来た。

活動内容

 私は、SVAのインターンとしてNGOのお手伝いをするとともに、主に自分の研究テーマである「カンボジアにおける子ども」について調査した。お手伝いでは、学校建設課と共にカンボジアの農村部を数ヵ所訪れ、学校建設の視察や学校がどれだけ必要性を得ているかなどのチェック、事務所では資料の翻訳作業や整理、コピーなどの軽作業を行った。

 調査研究としては、「カンボジアの子どもから見た子どもと大人の意識調査」というテーマを設定し、カンボジアの農村部、都市部において、文化人類学的に子どもが何歳から成人と考えているか、子どもの目から見た成人とは?という点を中心に調査した。調査方法は主にインタビュー形式を用いた。私はカンボジアでの様々な子どもの姿を見たいという当初からの目的を持っていたため今回の調査では農村部、都市部(スラム、ストリートチルドレンなど)の様々な子どもの姿に目にすることが出来た。調査をする中でカンボジアという国、そして毎日変化している現状、人々の暖かさを肌で感じることが出来た。調査にはSVAインターン担当スタッフをはじめ、現地スタッフの方々に大変お世話になった。

インターンを通じて

 1ヵ月という短い期間であったが、今回初めてカンボジアという国を訪れ、日本では決して体験できないことを体験し様々なことを学ぶことが出来た。カンボジアではいまだに残る歴史的な傷跡、そして貧困問題をはじめ現在でも様々な問題が存在する。それらを目じかにした時のショックと複雑な気持ちを決して忘れてはならない。カンボジアに行き、NGOスタッフとともに活動することで、カンボジアのそのままの姿を見ることができ、文献や資料からではなく、実際に肌で感じることが出来た。とても印象として残ったことは、地域の人々の温かい笑顔である。私はインターン期間中カンボジアの6州を訪れたが、それぞれの場所で違った生活スタイル、そしてその中で共通する人々の温かさと笑顔の純粋さを強く感じた。そして自分がそれらを日本で暮らしていた中で忘れていたという事に改めて気づくことが出来た。まだまだ様々な面で発展途上であるカンボジアにおける貧困の現状から、子どもたちの無垢な姿、そして彼らにとっての「大人」をインターンを通じ知ることが出来た。

今後のインターン生へ

 海外インターンにおいては事前準備が何よりも重要だと感じた。まず、自分が何に興味を持ち、研究したいのか?というテーマをしっかり持つことが必要である。そして私は現地で調査する時に積極的に自分から調べること、語学を学んでおくことが海外インターンをする上でとても重要だと感じた。