桜美林大学 国際協力専攻ホームページ



2003年度 春学期

文化国際課

手塚里美(3年)

<活動内容と学んだこと>

 文化国際課に配属され、7日間インターンシップを行った。この課の主な職務内容は国際交流事務であるが、ひとことで国際交流といっても実に幅広い。実際、インターン中に様々な仕事に携わった。まず、相模原市はカナダのトロント市、中国の無錫と友好都市を結んでいる。実習を始める前は友好都市や姉妹都市というのは文化的交流が中心だと思っていたが、カナダや中国ではむしろ経済的交流を重視していることを知った。例えばトロントでは友好都市を担当しているのは経済開発部である。このように自国にとって経済成長の見込みのある都市と交流しているのである。実習期間中にはトロント市の資料を翻訳したり、相模原市役所では年に一度、トロント市への市民友好訪問ツアーを行っているので(今年はSARSの影響で残念ながら中止となった)、それについて来年度のツアーの企画をしてみた。ツアーの企画では実際、自分がどこを訪れたいか、何をしたいかを考えながら作ったので、仕事という感じはしなかったがカナダのツアーということで力が入り、いろんな発想が浮かび、楽しくできた。

 そして相模原市役所では外国人市民のために「さがみはら国際交流ラウンジ」を設置し、それを市民ボランティアが運営している。設置しただけで終わりにせず、職員がラウンジを訪問しスタッフとのミーティングに参加したり、電話でのやりとりを頻繁にしているので、そういったところで市民ボランティアとのパートナーシップを築いていることを知った。実習中に、厚木市のラウンジ設営にあたり、職員の方が相模原市へ視察に来た。これを機に自分がもし「厚木市役所職員でラウンジを設営するとしたら…」という仮定でプランを考えることになった。何もない状態から企画するには経験がないため、職員の方からいくつかの項目を上げ、文書にしていく方法を教えてもらい、提案書を作成した。設置にあたっては費用や条例も関わってくるが、今回はそこまでいけなかった。最初から企画するのは相当な時間と労力がかかるがその見返りは十分にある。というのも市民を支えるのはインターンシップをかかげる市役所にとって、欠かすことのできないものであり、それを達成して市民が住みよい街になればそれは本当にやりがいのある仕事である。

 市役所ではデスク上の仕事が中心と思いきや、文化国際課を見てみるとラウンジへ行ったり、会議に出席したりなど誰かしらが外へ出かけている。実際、自分も実習期間中、ラウンジへ3回行き、また産業振興財団を視察した。おかげで市役所だけでなく、他の団体についても興味を持つことができた。そして情報化の時代を示唆するように、一人一台、パソコンが設置されていた。この実習でパソコンを使った作業が多かったがあまり使い慣れていないため、時間がかかってしまった。企業でもパソコンは必須なのでどの仕事に就くにしても日頃から慣れておく必要があると実感した。

<実習の感想・改善点>

 以上1週間の中で視察、事務作業、企画・提案など様々なことを少しずつやらせていただいた。とても充実した7日間であったが、欲をいえばもう少しやってみたかった。やっと職場にもなれ、職員の方とも話しやすくなった時に実習が終了してしまうので、どれも中途半端に終わってしまった感じがある。しかし、ほんの少しでも自治体の仕事に携わることができたのでこれからの就職について考えるときに大きな経験材料になることは間違いない。これで終わりだと思わず次につなげていきたい。また課の職員の方だけでなく、他の課の職員の方やインターン生、市民ボランティアの人と出会うことで、普段ではなかなか接触のない人の意見・考えを聞くことができ、自分の考えの視野が広がった。そういった意味でこのインターンシップは中身の濃い充実したものであったと言える。また希望としては来年度以降、インターンシップの募集人員を増やし、より多くの引受先をつくり、多くの学生に体験してほしい。