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2003年度 秋学期

瀬戸ひふ美(2年)

 私のインターン先となった「環境エネルギー政策研究所」は、国内外のエネルギー政策に関する調査や、研究を行う非営利団体組織です。また、日本に風力発電を促進させることを主な活動としています。

 インターン研修を行う以前、私にとってエネルギーのイメージはとても曖昧なものでした。特に風車に対しては、森林伐採など悪いイメージさえ持っていました。しかし、実際の風車が立っている場所は、草原や海上など、森林伐採につながる場所ではなく、私のイメージは、無知からくる偏見だったと言えます。

 現に、今私たちが使っている原子力発電所を立てたり、維持していく方が、よほど危険であり自然破壊を招く恐れがあります。原子力の問題は、すでに多くの人が指摘している通りです。けれども、私たちの使用しているエネルギーの70%以上は、原子力発電によるものです。原子力に、どんなに嫌悪感や不安をよせていても私たちは、原子力のエネルギーを使わざるをえません。何故なら、私たちはエネルギーを自らの意思で選ぶことができないからです。その日常の落とし穴に、私は、インターンをするまで気づきませんでした。

 ヨーロッパの各国では、エネルギーを「個人の意思」で選択する取り組みが急速に進んでいるそうです。その選択肢の中心を担っているのが風力発電ということを初めて知りました。地球の産物である風を私たちのエネルギーにする。その取り組みを知ることは、とても興味深いものでした。

 エネルギーの世界は、知れば知るほど奥深い故に、研修先は常に活気に溢れていました。「エネルギーの自由化」という大きな目標にむかい、寝る間も惜しんで前進しようとしていました。その姿を見ていると自分も役に立ちたい、と思わずにはいられなかったです。大きなシンポジウムがある時は、会場の予約や、パンフレットの印刷、そしてゲストの送迎に至るまでインターン生が行いました。

その日々のやり取りの中で、インターンの私たちは、エネルギーのことを自然に学んでいけました。それは、とても恵まれた環境でありました。

 「何か将来の足がかりになるものを」と、思い応募したインターンでしたが、このインターンで得たものは、とても大きなものでした。私は、環境問題に取り組む職種にくのが夢であり、このインターンの経験は、自分の将来の方向性を明確に位置付けるものとなったからです。

 もし、次回に改善したい点をあげるなら、スケジュールの調整に関してでしょう。インターンの研修は、部活やアルバイトなど自分の生活に大きく影響がでてきます。インターンに集中して取り組みたかった分、他との両立が困難な面がありました。また、研修先まで二時間半かかる距離の問題も、他との両立を難しくさせる点でした。

 しかし、インターンは、やらなければ得られない経験を得ることができる魅力があります。今回のインターンは、私が社会に出ていくためのスタートラインとなりました。