桜美林大学 国際協力専攻ホームページ



2003年度 秋学期

三本松未緒(3年)

1.インターンの内容

場所:(特非)開発教育協会

期間:2003年12月22日から2004年2月16日の中の12日間

仕事の内容:1.事務局での仕事の手伝い

      2.「総合学習セミナー」イベントの手伝い

1.普段は、西早稲田にある事務局で与えられた仕事を行った。具体的には、エクセルやワードを使ってのデータ入力、イベントのパンフレット作成や名簿作成、出版物の郵送やその準備、資料探し、印刷など。

2.今回のインターン中(1月11日〜12日)に「総合学習セミナー」というイベントがあり、イベントに向けての準備や当日の手伝いを行った。準備というのは、会場(国立オリンピック記念青少年総合センター)の下見、スタッフのお弁当の注文、グループワークで使う文房具と当日販売する書籍の準備、参加者名簿作成。当日は、2日間とも記録係を担当し、担当時間以外は会場準備や片付けなどを手伝った。

2.感想・学んだこと

 まず、私にとっては社会人の中で働くということ自体、大きな経験だった。アルバイトなどとは違って、与えられた仕事をこなすだけでなく、企画・運営を自分たちで行っている事務局で、スタッフの皆さんの考えや行動を間近で見られたことが、とてもおもしろかった。開発教育協会は大きな団体ではないので、よけいに一人一人の個人的な意見を聞くことができた。自分が社会に出る前に、きちんとした組織の中で仕事のお手伝ができ、漠然としていた「働く」ということが自分の中でイメージできるようになったと思う。インターンを機に、就職や将来について考えさせられたので、就職活動を始める前にインターンという経験ができたことは、プラスになった。

 NGO団体に抱いていたイメージは、だいぶ変わった。NGOと聞くと、人道援助などといった、誰かのために援助を行ったり、指導したりというイメージが大きかったが、あまりに事務的な仕事が多くて驚いた。もちろん、事務的な仕事が海外や日本などの現地で働くスタッフの基盤になっていることはわかっているが、あそこまで事務的な仕事が多いとは思わなかった。また、開発教育協会のスタッフの方たちをはじめ、イベントで出会ったNGO関係者の方たちは、仕事に対する熱意を人に押し付けるわけでもなく、偏った意見を持っているわけでもなく、非常に中立的な人が多かった。私が今まで見てきたNGOの人たちは、そういうタイプの人ばかりではなかったので、そういう意味でもイメージが変わった。NGO団体で働く人は、多少特別な人だと思っていたが、このインターンによって、親しみやすく感じられるようになった。

 インターンによる一番大きな収入は、イベント「総合学習セミナー」の経験だった。このイベントで、普通に生活をしていく上では出会えないような人々と知り合うことができ、自分自身の考えを深めることができた。このイベントに参加したのは、ほとんどがJICA・NGO団体、学校の教職員の方たちだったが、彼らの専門的な仕事の話を聞いたり、自分の進路や将来について相談することができたのは、貴重な体験だった。このイベントで、日頃は忙しくて個人的な話ができなかった、開発教育協会の皆さんとも話をすることができた。人との出会いだけを見ても、このイベントに参加する意味があったように思える。また、イベントの目的である、授業やNGOを訪れる人々に対して使える教材作りを手伝うこともおもしろかった。学校の先生が、どんなことを考えながら授業を進めているのか、ということを聞いたり、その作業を間近で見ることができた。授業の準備段階という裏の地道な作業を一緒に行うことは、新たな発見や驚きだった。

 インターンに向けて自分なりに、「開発教育」について調べはしていたが、インターンの途中まで、「開発教育」という言葉や、開発教育協会が行っている活動について、実際理解しきれていなかった。事務局でスタッフの方たちの手伝いをさせてもらうことで、具体的にどういうことなのか、ということがわかった。「開発教育」の考え方は、教育者やNGO団体だけが持つべき考え方ではないと思っている。私は、このインターンで学んだ開発教育の考え方を大事にし、将来母親になった時や、この先仕事をしていく上で取り入れ、心がけたいと思っている。

3.反省・次のインターン生へのコメント

 反省点としては、もう少ししっかりとワードやエクセルの技術を身につけておけば良かった。大学生活では困らない程度にパソコンは使えるが、それでは社会で通用しないと感じた。多少わからなくても、開発教育の皆さんがおしえてくれるが、仕事をお手伝いさせてもらっている身としては、申し訳なかった。次回、インターンを希望する学生は、いつも使っている以上のパソコン技術を身につけてから臨んだほうが良いと思う。

 すべてうまくこなせたわけではないが、わからないことは担当の西さんをはじめ、みなさん丁寧におしえてくれた。体調を壊した時は体を気遣ってくれたり、作業をしながら個人的な話やNGOについての話をしたりと、優しく、楽しい雰囲気の中でインターンをすることができた。