桜美林大学 国際協力専攻ホームページ



2003年度 秋学期

清瀧絢子(3年)

仕事内容

・ 「市民風車」の出資証明書作成(印刷、発送等)

・ 「市民風車」のアンケート整理

・ 「自然エネルギー市民基金」の「エコプロダクツ2003」への出展準備、当日運営の手伝い(ブースでの資料配布、来場者への市民風車の説明等)

・ 「市民風車の集い」シンポジウムの当日運営の手伝い

・ 「SPENAワークショップ2004」の会場準備、片付け

会議の傍聴・シンポジウム等への参加

・ 「グリーンキャンペーン」の打ち合わせを傍聴

・ 「WWF Power Swich エネルギーシナリオ報告会」への参加

・ 「市民エネルギー調査会」の会合を傍聴

・ 環境省一般公開シンポジウム「しのびよる温暖化」への参加

・ 「SPENAワークショップ2004」傍聴

学んだこと

私は2003年度の秋学期中から春休みまでという長期にわたってインターンをさせて頂きました。学期中のインターンということもあり、短期に集中していくことができなかったため、特定のプロジェクトに関わることはできなかったのですが、私は主に「市民風車」に関するお手伝いを多くさせて頂きました。

「市民風車」とは、市民が出資して建てる風車です。その風車で得た電力を電力会社に買い取って貰い、その利益によって出資者に元本返済、及び利益配当を行います。そして、その出資の窓口となるのが「有限会社自然エネルギー市民ファンド」です。環境エネルギー政策研究所は自然エネルギー市民ファンド設立の母体のひとつです。現在、市民風車は北海道、青森県、秋田県に一機ずつ、全国に計三機あります。自然エネルギー市民ファンドは青森県と秋田県の風力事業を行いました。

「市民風車」事業は、電力がどれだけつくられるかは風次第で変動するものであり、元本保証や利益配当の保障はありません。それにもかかわらず、多くの人々が出資してくださり、事業は順調に進行しています。また、様々な企業や団体が環境に配慮した製品・サービスを紹介したり、環境NGO・NPOなどが参加するエコスタイルフェア「エコプロダクツ2003」に市民風車の事業について出展した際、多くの方が来場してくださいました。同様に、「市民風車の集い」というシンポジウムにも、全国から実にたくさんの方が参加しました。これらのことから、環境保護への関心の高い人がこんなにも多いことに驚かされました。原子力をめぐるエネルギー問題や地球温暖化などの問題は、私たちが生きていく上でとても重要な問題であり、世論の関心は高いものの、実際に市民が具体的な行動を起こせる場はあまりありませんでした。しかし、この「市民風車」はそれを実現させたものであり、環境保護への本格的な市民参加の先駆けとして、とても有機的な事業だと思いました。

私はエネルギー政策など環境対策への知識が乏しかったため、インターンの中で学ぶ全てが新鮮でした。同時に、意欲的に活動する研究所の方々の熱心さ、環境保護への強いポリシーを感じることで、私の環境保護への精神も高められました。また、このインターンを通して、社会での基本的なマナーや事務作業を経験させて頂き、今後のためにも大変勉強になりました。

反省点

反省点というか残念だったことは、日本を代表する環境NGO・NPOの人々が集まる「市民エネルギー調査会」の会合を何度か傍聴させてもらったのですが、私の知識の乏しさ、会合のレベルの高さから、会合の内容に理解できないことが多々あったことです。「市民エネルギー調査会」は日本の環境NGO・NPOが集結して、政府に対抗して、日本のエネルギー問題に対する独自のBAU(Business As Usual)を作成する集まりであり、私にとってはとても高度な議論が交わされていました。私にはCO2排出量の計算方法などの定量計算はわかりませんでしたが、政府や企業の環境対策へのずさんさ、自然エネルギーの有効性は知ることができました。しかし、エネルギー政策の知識をきちんと持っていたなら、日本のエネルギー政策を推進していくこの現場をもっと有意義に過ごせたのではないかと残念に思います。

次のインターン生へのコメント

 私たち国際学部、また桜美林大学の学生は環境問題やエネルギー政策などの専門分野をあまり学校で学ぶ機会がないため、専門知識に乏しいことはある程度は仕方のないことだと思います。しかし、環境エネルギー政策研究所では、自分の学び得ることのできる範囲で専門知識を学ぶことができ、また作業のお手伝いもできます。環境エネルギー政策研究所は日本を代表する環境NPOとして国際的にも活躍しているため、日本を問わず、地球規模での環境問題、エネルギー政策の現状を学ぶことができ、環境保護への関心がより一層高ると思います。人間社会にとって環境保護は絶対的任務です。是非、自ら意欲的に活動して下さい。