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2003年度 春学期

受入課 

井上麻衣子(3年)

8月4日〜9月16日 デスクワーク

 私が任された仕事は、主に2つありました。1つは、韓国の先生方に配布するしおり作りのお手伝い。2つ目は、歓迎昼食会の準備です。しおり作りでは、来日する先生方の名簿を作りが一番大変でした。韓国の先生方が記入した用紙を元にデータを作成したのですが、手書きで読めなかったり、韓国の地名や住所が分かりにくかったりと色々あった上に、なれないアクセス(ソフト)の扱いにてこずり、必要以上に時間がかかってしまいました。他には、原稿を韓国語に翻訳してもらう会社のリストアップ、翻訳依頼などをしました。歓迎昼食会の準備では、事前準備は比較的順調に出来ましたが、開催当日の日の準備時間に遅刻してしまい、この件が今回のインターンの中でも目に見える一番大きな失敗でした。

私は、準備段階の時点ではあまり参加する事が出来ず、もっと参加すればよかったと思っています。バイトとの兼ね合いが上手くいかずに体調を崩してしまい、遅刻をしてしまう原因になっていました。ただ、一点だけ未だに疑問点があるとすれば、どのような出勤形態をとっているのかが最後までわからず、始業時間も何時からが遅刻となるのかがよく分からなかったことです。もっとしっかり職員の方に聞いておけばこのようなことにはならなかったと思うので、その点と自分の体力を測り間違えた点をとても反省しています。私は五分前行動などが苦手で、時間ギリギリになる癖があります。しかし、今回のインターンを通して、その悪癖を心底「直さなければ」と反省・後悔しました。

9月17日〜10月1日 研修の随行

 韓国の先生方が来日されてからは、全日程にほぼ毎日随行していました。全体の3分の2くらいの日程は、エスコートさんと二人で先生方の案内をしました。私はいつも列の一番後ろを歩いて先生方がはぐれない様にするのが役目でした。長い日程の中では、冷や汗をかくような場面もありました。はぐれた先生を探して走り回ったり、目的地のお店が見つからなくて迷ったり本当に色々ありました。その分エスコートさんと親しくなり、色々なお話をしました。

 この随行の中で大変だった出来事は、自由時間に突然、私自身も始めて行く新宿・歌舞伎町に先生方と行くことになり、びくびく・ドキドキしながら夕飯を食べるお店を見つけて案内したことです。また、原爆ドームを出た後、バスの中で「原爆投下について日本の若者の代表的意見を聞かせてください」と言われたことです。これに応えるのは本当に難しかったです。「代表的」と言われても勉強不足な私はどの「意見」が代表的なのか分からず、「私の個人的見解」としてしか話せませんでしたし、何より韓国の先生方の前でこの問題を話す事自体がとてもデリケートなことなので、無い頭をフル回転させて一生懸命考えて考えて意見を言いました。

 韓国の先生方は皆、明るくてとても親しみやすい方々でした。片言の日本語で一生懸命、私に話しかけてくださり、私のつたない韓国語も辛抱強く話を聞いてくださいます。韓国語の単語もたくさん教えてもらいました。もっと私の韓国語が上手であれば色々なお話も出来たのですが、とりあえず表面的な会話以外ほとんど出来なかったのが残念です。それでも、このとき感じた韓国人の雰囲気はゼミ論を書くにあたってとても参考になりました。

<東京日程9月17日〜9月21日>

東京では、相撲の観戦や歌舞伎の観劇、博物館の視察、日本の教育や文化についてなどの講義を受けたりしていました。

<広島・京都・奈良・大阪日程9月22日〜10月1日>

 原爆ドーム、京都のお寺、奈良の遺跡の見学に行き、大阪では中学と高校の視察、ホームステイ、コリアタウンの見学に行きました。

最後に

このプログラムに参加して、一番強く感じたのは、「韓国は難しい」ということです。どこの国の人が来ても、さまざまな問題があることに変わりはないと思いますが、歴史的に日本との関わりが深く、複雑な関係である韓国は、やはり色々な意味で難しいと思いました。              

歴史的建造物や仏像、壁画などを案内していても、韓国側の見解と日本側の見解が違うものがあります。また、在日の人の問題もあります。在日の人の問題に関しては、今回は問題が持ち上がったのが不意の出来事で、本当に色々と大変でした。ただ今回の事は、私にとっては、エスコートの方と在日の問題を話し合う良い機会となり、とても有意義でもありました。エスコートの方が「通訳の仕事は機械に徹しなければならない。自分の意見があっても黙っているのが仕事。」といっていたのがとても印象的で、仕事に誇りを持っているのが感じられました。

随行中に勉強になる事はたくさんありましたが、私の中ではエスコートの方とお知り合いになれた事、韓国や在日の事など色々な話が出来た事が一番の収穫になりました。いままで、エスコートという仕事は知らなかったのだが、この機会に知る事ができてとても嬉しく思っています。