桜美林大学 国際協力専攻ホームページ



2002年度

鳥澤裕介(2年)

(1)活動内容

 シャンティ国際ボランティア会バンコク事務所でのインターンは、各自が設定したテーマに基づき、計画が組まれる。そして、そのテーマに沿った中間プレゼンテーションと期末レポート作成を行わなければならない。このことが、一番の活動内容である。事務所の業務を手伝うよりは、各自のテーマについて活動することが多い。また、事務所での業務はほとんどタイ語で行われるため、事務所の業務に就くこと自体が非常に困難である。

 タイ語中心の業務の中でも、日本からのスタディーツアーの受け入れだけは、手伝うことができた。手伝うといっても、お茶を出したり、スラム内の見学に同行したりするだけである。しかし、様々な人々が訪れるので、自分にない考えに触れることができた。

 イメージ バンコク事務所は運営セクションであり、実際の図書館活動・保育園事業などは、別の場所で行われている。バンコク以外にも3つの地方事務所がある。唯一クロントイ図書館だけが、バンコク事務所と同じ建物にある。実際にそういった事業の現場を訪れ、体験するのも、インターンプログラムの一つであった。バンコク市内では、スアンプルースラム内にある保育園の遠足に同行した。また、各地を巡回している移動図書館の活動も見学した。四日間だけであるが、タイ東北部スリン県バンサワーイ村に出かけた。そこでは、図書館、保育園、移動図書箱、農作業などをした。  他に行ったことは、保育園や幼稚園の見学である。日本人が経営している所や難聴児学級を運営している所を見学した。バンサワーイでも、移動図書箱事業で訪れる幼稚園を見学した。

(2)学んだ事・反省点

 異文化にいること自体に、学んだ事がたくさんあった。中間プレゼンテーション準備と期末レポート作成で、本当に多くのことを学んだ。実際に現場で活動しながらも、ある意味客観的にその活動を捉えていた。期末レポートを「カネとヒト」という副題で書いたのは、活動を通して学んだことを表していると思う。NGO活動において根幹にあるのは、ヒトであること。そして、そのヒトが得る信頼で成り立っていることを学んだ。

 反省点は、たくさんある。異文化世界にいたせいか、いつも以上に多くの反省点が見えた。一番大きな反省点は、語学力の不足である。タイ語ができずに現地の人々とコミュニケーションが取れなかったのが、一番くやしかった。言語力不足以外には、知識不足も辛かった。日本で得られる知識を現地で学んだのは、大きな時間のロスであり、時間を無駄にしてしまった。

(3)今後の自分

 今回のインターンプログラムで調べたことを、継続して調べていきたい。そして、そのことにより、さらに知識を増やしていきたい。タイでの活動中にもたくさんのことを知ることができたが、さらに深みを増したい。

 また、幼児教育については、調べ始めたのが遅かったので、もう一度タイ王国現地での実態を調べてみたい。今回の活動で、幼児教育という未知の分野に興味を持つことになったのは、大きな収穫である。

 日本に帰ってきて一番重要なのは、タイ王国で起きている問題に対する解決策を考えることだと思う。現地では、問題点を指摘することしかできなかった。日本という異文化で冷静に考えることによって、よい解決策が考えられるかもしれない。

 一ヶ月という超短期間であったが、本当に今まで自分が学んだ事がないことを学ぶことができた。これを、いかしていきたい。

(4)受け入れ組織と大学に対して

受入組織に対して:

インターンプログラムの計画を日本で決めた方がいいと思います。現地とのコンタクトが難しいですが、準備の都合があるので。バンサワーイでの農業実習は、用意がなかったので辛かったです。

大学に対して:

実習者の決定を早くしてください。SVAの場合、事前の調査・語学学習が必須となってくるので。別に必須条件ではありませんが、絶対必要です。タイ語については、最初からできる人か決定後必ず学習する人という条件は必要です。

(5)次回のインターンの方へ

 SVAは、調査・研究がメインとなりますので、覚悟を。タイ語は、できないと自分がくやしい思いをするので、必ず学習してください。