桜美林大学 国際協力専攻ホームページ



2002年度 春学期

日本語国際センター

小田亜希(3年)

国際交流基金日本語国際センターの概要

日本語国際センターは、外国で日本語を教えている先生たちに日本語、日本語教授法、そして日本の文化などについて深い理解と日本語教師としてのスキルを向上させるための研修施設です。毎年多くの研修生を受け入れ、今までに90カ国、約5000人をこえる日本語教師を受け入れました。研修の内容も様々で、約6ヶ月行う長期研修や2ヶ月間の短期研修、在外邦人日本語教師研修などがあります。 また、日本語教材の制作やWeb上で海外の日本語教材作成を支援するための事業も行っています。

参考;『みんなの教材サイト』http://momiji.jpf.go.jp/kyozai/index.php

国際交流基金日本語国際センターHP http://www.jpf.go.jp/j/urawa/

主な実施内容

(1)ビジターセッション

(2)事務手伝い

(3)各デモンストレーションの手伝い、アシスタント

(4)Wedサイトのユーザー登録数の確認、メールの確認及び回答、新規登録ユーザーのプロフィールの確認

学んだこと、反省点

このインターンを通して得たことはたくさんありますが、まず普段出会うことのできない様々な人に出会うことができたというのが大きいように思います。

海外から来られている日本語教師の先生方や日本語国際センターの職員、講師の方だけでなく、デモンストレーションの講師として来られる各先生方にお会いできたのも私にとってとても幸運なことでした。色々な専門分野の方々がどのような想いで自分の道を進んできたのかということをわずかでしたが知ることができました。そして、実際にここで働く方の目で見て、肌で感じていること、また私が感じるここの印象など今までとは違った視点で交流基金を知ることができたのもこのインターンとして得た大きなものの一つです。

さらに、私が思う最大の収穫は国際交流基金と私達学生が大学を通して知り合い、自分にとっても非常に大切な、そして次につなぐことのできる関係を作ることができたということです。

実務面で言えば、以前よりPCや今まで使った事のないようなコピー機の使い方を知ることができました。

反省点は、私は2ヶ月ほどの夏短期の研修と韓国研修を担当していたのですが、ビジターセッションがなかったこともあり、あまり韓国研修の先生と話すことができなかったという点です。もっと自分なりに工夫して話す機会を作るなどしていたらもっと新しい発見があったのかもしれないと感じています。

今後の勉強にどのように生かすか

国際交流や国際協力にもともと興味があったので、半政府機関である国際交流基金について外部の人間でありながら内部から見ることができ、今後この分野に関して理解を深める貴重な体験になりました。

また、日本語教師という私がそれまで感じていた国際協力とは異なる形のアプローチの仕方もあるのだなあと実感し、このインターンでの経験は、この先私が企業や国際交流基金のような半政府機関など就職について考える際の重要な要素になったと思います。

まだはっきりとは決まっていませんが、私は将来国際交流や国際協力などに携わることができたらと考えているので、これをきっかけに今まで以上に多くのことに関心を持つのと同時に、自分の勉強不足やいたらなさを知る良い機会になりました。 受け入れてくださった日本語国際センターの方々に大きな感謝をすると共に、ここで自分が得た経験を、これからインターンをしたいと考えている人たちの為に役に立てたらと思っています。

受け入れ組織、大学に対しての改善点

受け入れ側に関する改善点としては、明確に担当者の方をつけていただいた方が良いと感じました。担当者が曖昧だと研修先で困ったことがあったときなど誰に相談して良いのかわかりません。

また、インターンの研修プログラムをきちんと立てていただいた方がやり易いかなと思いました。私の場合、特にこれをやらなければならないということもなく、ゆとりのある研修で、時間のある時にセンター内を見学するなどゆったりとしたものでしたが、逆に時間がありすぎて何をするべきか困ったという事も実際ありました。インターンをこれからしようと考えている人達がそれぞれどういう研修があっているか分かりませんが、ある程度インターン先で自分の仕事というべきものがあった方が張り合いというか、自分の中でその日の目標みたいなものができて良いと思いました。

次に大学に関して、単位の数え方を変えた方が良いと思います。

このインターンの単位を秋学期の履修時に他の科目と同様に履修するのではなく、フィールドワークBの単位のように履修時には登録せずに、ゼミや他の講義をより多く履修できるように後で別に自動登録される形の方がインターンをやってみたいと思う学生がよりやりやすく、そして増加すると思います。

また単位の取得が難しいものでも、もしインターンができるような機会さえあれば単位がなくてもやってみたいと思っているたくさんいると思います。

だから、インターンの受け入れ先と学生との仲介を大学側やっていただけたら、私達にとって少しでも社会を経験する大きな窓口になると期待しています。

その他、今後のインターン生へ

その他、私がインターンを経験して感じたことは、良くも悪くも今まで私が抱いていた国際交流基金に対して、現実のものとのギャップがあると感じたことです。将来国際協力や交流に関係した仕事につきたいと思っていた私にとって国際交流基金は憧れのような存在でした。しかし本部ではありませんでしたが、内部から国際交流基金を見て、自分の知らなかったことにも気づくことができ、今まで何の疑問も持たなかったようなことにたいしても、”なぜなのだろうと”と感じ、自分の中で新しい発見をすることができました。

職員の方も言っておられましたが、国際交流基金の採用試験で英語以外の外国語を必要としていますが実際には特別な時にしか使わないということでした。事実私がお世話になった日本語国際センターでは、海外から日本語教師を受け入れる研修施設ということもあり、英語すら職員の方々から聞くことはありませんでした。そういう意味では日本語国際センターが特殊なのかしれませんが、国際交流金に入る際の採用試験は厳しいような気がします。高いスキルを必要としても、それを活用する場が少なければ人材を生かしきれないと感じたからです。

今後インターンをしようと考えている学生には是非体験することをおすすめします。やらないでいるよりも実際にやったほうが何十倍も得る事は多いと思うし、楽しみながら色々なことを経験できる素敵なチャンスだと思います。

何より今まで自分の抱いていたイメージでしかなかったものを、インターンを通して現実に近づけることのできる、そしてインターンをしなかったら出会うことのなかった多くの人々に出会える貴重な経験であると思いました。 私は、この日本語国際センターでインターンをすることができて本当に良かったと思いました。これからも積極的に何事にも取り組んでいきたいと思います。