桜美林大学 国際協力専攻ホームページ



2002年度 春学期

受入課

水崎由佳利(2年)

(1)インターンで実際に行ったこと。

今回私が担当したのは、インドネシアからの政治学者短期招聘事業だった。8月21日から9月5日までKRISTIADI氏を日本とインドネシアの知的文化交流のために招聘した。氏はインドネシアで戦略国際問題研所(SISC,非営利シンクタンク)の副所長をしており、その一方で、1987年からインドネシア共和国国民協議会議員をしながら、大学で政治学の講師として活躍している。氏の招聘に当たっては、事前準備からほとんど全て任されたので、仕事が沢山あって戸惑ったりもした。しかし、全体像が見えたことや流れがつかめたことで有意義で充実したインターンになった。事前準備として、氏の略歴づくり、関係書類のまとめとファイリング、訪問予定先のアポ取り、来日初日オリエンテーションと接宴のセッティングをした。この中でアポ取りが一番大変だった。氏の懇談希望者リストにそって、主に大学教授に電話でアポ取りをした。そして、日程にあわせて懇談や表敬を予定に組み込んでから文書にし、氏の来日中のエスコートと通訳に渡すという作業をした。最終的に訪問先は、アジアセンター、アジア経済研究所、防衛研究所、東京大学、東北大学、京都大学、立命館大学、平和安全保障研究所、一橋大学、額賀衆議院議員会館への訪問が決まった。

 氏が来日してからは国際交流基金の代表者として、ずっと訪問先の随行をしていた。(東北大以外は全ての場所に随行した。)エスコートや通訳と相談しながら、氏が問題なく訪問を終えられるように気遣いながら行動をした。その後国際交流基金の事務所へもどり、訪問先で何をしたか、問題はあったかなどを毎回報告した。また、氏の帰国後は、事後処理として訪問先へのお礼状づくりと報告書の作成および、関係書類の整理と点検を行った。

(2)学んだこと、また反省点。

随行は初めての経験だったので全ての場所で学ぶことがあった。今回は約二週間という短期招聘であったが、毎回訪問先では氏と懇談者は好意的で、積極的な懇談および討論をしていた。もちろん氏自身の人柄や積極性も関係していると思うが、このような国の枠を越えた文化交流ができたのは、事前準備をきちんとしていたからできたと言える。例えば、日程・時間管理をきちんとしたこと、訪問先との名刺交換やお礼状の送付などをしたことなどによって成り立っていると感じた。また氏と常に一緒に行動しているエスコートは氏の様子をいつも見て、要望になるべくこたえるように調整し、楽しく来日期間をすごせるように配慮していた。私は一人の人を招聘して文化交流をするのは、ほんとに大きな出来事で、間違いが許されないと痛感した。

氏は、インドネシアはもちろんアジアの政治分野に関しても精通していたが、私は政治に関しての知識が足りず、自分の意見を言えないときもあった。勉強不足だったと感じている。

(3)今後の勉学にどのように経験をいかすつもりか。

氏の招聘は知的文化交流が目的のため、普通の旅行や外国人との交流では得られない貴重な体験をした。そこで私が得たインドネシアや日本に対しての広い視野をこれからも自分の価値観とし、広げていきたい。また国際交流の大切さ、難しさについて学び、国際政治に関しての見識を広げていくのが課題である。人間同士の関わり合いである以上コミュニケーションを大切にしなければいけないと感じている。そのため英語の能力を高め、同時に自分の意見を述べる力をつけていくようこれから努力していきたい。

自分の将来について今まで漠然とイメージとして考えていた。しかしこのインターンを通して体験することで国際交流という仕事に対しての正しい認識を得られた。受け入れてくださった国際交流基金には本当に感謝している。短期間で沢山のことを学び成長できた自分を励みにして、これからも向上心を持って大学生活を送っていくつもりである。ここで得られた全てのものを自分の財産として将来につなげていけるように努力していこうと思っている。

(4)受け入れ組織、および大学に対して

事前研修をもう少しきちんとやってほしいと大学側に対して思っている。牧田先生、濱西先生、奥野先生をはじめとする大学関係者と受け入れ側の交流基金に対して感謝している。ありがとうございました。