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桜美林の教育

第二代学長 大野一男

「あなたの得意なもの探し」が始まろうとしています。

1988年

第二代学長 大野一男
第二代学長 大野一男

入試の面接で「得意なものは何?」と質問されたら、あなたはどう答えますか? 私のこれまでの経験からすると、「英語です」とか「音楽です」というような即答に接することは極めて少ない。大低は「自分でもよく分かりませんが」とか、「強いて言えば」といった前置きをつけて、一応その場の答えを出そうとする。実のところ、高校を卒業する時点で自分の適性をしっかり自覚するなどとは所詮無理な話である。まさに青春とは試行錯誤の時期であり、自分の何たるかを暗中模索する時代である。
「教育」に当たる"education''の動詞"educate"には、「潜在する性能などを引き出す」という意味がある。受験生のあなた、あなたという人は、この地上にたった一人しかいません。そのあなたの中には、あなただけにしかない素質や才能や性格などが必ずあるはずです。そういったものを見出すためには、高校生活はあまりにも忙しかったようです。というよりは、そこへ目を向けるまでの大切な準備期問であったわけです。

これからいよいよ教育の一義的な目的である「あなたの得意なもの探し」が始まろうとしています。「こんな英語の一面もあったのか」、「英語より中国語の方が私には合っている」、「経済学で世の中の見方が違ってきた」、「マーケットへ行っても流通機構が気になる」、「国際、国際というけれど、なんと広く深いものなんだ」、「キリスト教、いや宗教というものがこれほどまでに文化と密接な関係があったのか」、「哲学がこんなに自分と深い係りのある学問だったのか」。こんな声を聞き、それらを出発点として学生一人ひとりの「得意なもの」を引き出し発展させるお手伝いをするのが大学の役目です。
本学ではこの役目を十分に果たすため、いろいろと工夫をこらしています。終わりに、あなたのご健闘を心からお祈りいたします。

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