サイレント映画事始め@桜美林四谷シネマ
映画の原点を観て、新しい感性を得る!

"映画は1895年に巴里のグランカフェで始まったと言われています。それから約40年、サイレント映画と呼ばれる時代がありました。しかし映画は沈黙と共に時間が流れていたのではありません。むしろ今の映画より、もっと生き生きとした時間が流れていました。映画はいつも音楽の生伴奏付きで上映され、映画館はコンサートホールやライブハウスの役割も果たしていました。昨今、巷ではフィルム上映からデジタル上映に変わり、映写技師が解雇されていく姿を見るにつけ、サイレント映画からトーキー映画に変わった頃、音楽家が解雇された姿とダブって見えます。しかし、現在、ふたたびサイレント映画が脚光を浴びています。世界各地でサイレント映画祭が行われ、新作のサイレント映画がアカデミー主要5部門の受賞をしました。機械が発達し人間の働く場所がますます狭められている現代。だからこそ、CGを使わず、すべて生身の人間が、命がけで、そして最大級に楽しんで作っていたサイレント映画が見直されているのです。今を生きる私たちに必要な知恵がサイレント映画にはたくさん詰まっています。サイレント映画の伴奏に20年近く携わってきた柳下美恵が、サイレント映画を伴奏付きで上映し、映画が生まれた原点をわかりやすく解説します。

<上映予定作品>
『チャップリンの冒険』(The Adventurer)1917年/23分/ミューチュアル社/監督・主演:チャールズ・チャップリン 共演:エドナ・パーヴァイアンス、エリック・キャンベル、高野虎市
 脱獄囚チャールズは、逃亡を続ける途中、海で溺れかけているエドナを助けたが、力尽きて溺れそうになった。エドナは恩人のチャールズを家へ運び静養させる。しかしエドナに恋するエリックは面白くない。ある日新聞で指名手配犯チャールズの写真を見つけ警察に通報、再び追跡劇が始まった・・・。                                                                                   

『海浜の女王』(Queen on the Shore) 1927年/15分/松竹グラフ版/16fps/監督:牛原虚彦 主演:鈴木伝明、柏美枝
 日東新聞社の精鋭記者=石川利雄は、今田社長の娘=美保子と恋愛中。また妹の石川絹江は、美保子と親友である。ある日、大川商会で脱税事件が発覚し重役が帳簿を持ち逃げした。事件の概要を聞いた利雄は、密かに事件の解明を計る。そしてついに今田社長が、かつての教え子であった犯人を突き止めた。自殺を図る重役をなだめ帳簿を取り戻すが、ライバル会社の大川新報の記者たちに奪い取られてしまう。そこへ絹江が現れ再び奪還するのだが・・・。





講師

柳下 美恵
サイレント映画ピアニスト

武蔵野音楽大学ピアノ専攻卒業。1995年に朝日新聞社主催の映画誕生100年上映会でデビュー。国内の映画祭、上映会、大学の公開講座等の他、ボローニャ復元映画祭、ポルデノーネ無声映画祭、ボン無声映画祭、チュンムロ復元映画祭、SEAPAVAA(東南アジア太平洋地域視聴覚アーカイブ連合)会議、韓国映像資料院、タイフィルムアーカイブなど海外公演も多数。紀伊國屋書店レーベル『裁かるゝジャンヌ』『魔女』の音楽を担当。『裁かるゝジャンヌ』はイギリスのユリイカレーベルからブルーレイが発売され、好評を得た。映画を愛し、内容はもとより、映画の生まれた背景、映画保存など各方面にアンテナを伸ばしている。「映画館にピアノを!」「ダンスとピアノでサイレント映画」「ロスト・フィルム・プロジェクト」などサイレント映画に関わるプロジェクトも進行中。





受付終了

講座番号/コードNo Y13466
申込締切日 2014年02月12日
定員 90名
受講料 1,200円
教材費 0円
回数 全1回
日程 2/15(土)
時間 14:00~16:00

各回テーマおよび内容

実施日 内容
1 2/15(土) 『チャップリンの冒険』と『海浜の女王』をピアノ伴奏つきで上映。前後にチャップリンの魅力と日本人との関わりについて考察します。(上映作品は、変更になる場合があります)

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